【東京V】トッティの獲得交渉は終わっていなかった! 羽生社長「二択になったようです」

2017年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

トッティ本人はバカンス先でひとり熟考中。

移籍話は立ち消えていなかった。はたしてトッティはいかなる決断を下すのか。(C)Getty Images

 7月9日、東京ヴェルディの羽生英之社長が、気になるフランチェスコ・トッティとの獲得交渉について、報道陣の質問に答えた。
 
 結論から言えば、まだ可能性は残されているという。
 
「代理人の方から聞いた話だと、ローマに残るか、ヴェルディで現役を続けるのかの二択になったようです。アメリカ(MLS)行きの線は消えたと聞いています」
 
 一時はローマのフロント入りが決定的と伝えられ、現役を退く決意を固めたと思われた。ところが、米国2クラブから届いたオファーは蹴ったものの、現役続行の選択肢は捨てていないという。トッティ自身の決断を待っている状況のようだ。
 
 ただ、地元ローマのサポーターの間では、移籍に反対する意見が大勢を占めており、「やはりそこは、ローマのトッティで終わってほしいという声がすごくあるようです」(羽生社長)と説明した。現在、トッティはバカンス中だが、「(ローマでは)すごい騒ぎになってきたようで、ひとりで旅行に行って、ひとりで考えて決めたいと言っているみたい。本人も悩んでいるんじゃないですかね」と、その心中を察した。
 
 金額面におけるヴェルディ側のオファーに大きな問題はないようで、資金ねん出の目途も立っているという。

 はたして"英雄"は東京の地を踏むのだろうか。近日中に、急転直下の展開があってもおかしくはない。
 
 なおヴェルディは、6月22日にスペイン人FWカルロス・マルティネスの獲得を発表。既存のブラジル人ストライカーふたり(ドウグラス・ヴィエイラとアラン・ピニェイロ)と合わせ、すでに外国籍選手を3人保有している。
 
 この日、ファジアーノ岡山と引き分けた試合の後、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督は「わたしはカルロスに大きな期待を寄せている。すぐにフィットすると確信しているし、3人同時起用を視野に入れている」と、ビジョンを明かした。
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