長友佑都にイングランドからオファーか! しかし所属カテゴリーは…

2017年07月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

英2部クラブの誘いに長友はうなずくか?

プライベートでは平愛梨夫人と挙式も行なって順風満帆の長友。はたして自身の選手キャリアではいかなる答えを出すのだろうか? (C) Getty Images

 現地時間7月2日、インテルに所属する日本代表SBの長友佑都の去就に関して、英国から興味深い情報が伝わってきた。イギリス・メディア『HITCスポーツ』によれば、チャンピオンシップ(英2部)のQPRが獲得に乗り出しているという。
 
 インテルとは2019年6月までの契約を結んでいる長友だが、ミスが多く精彩を欠く試合が多かった昨シーズンを精査したクラブは売却対象と見なしていると言われており、イタリアの移籍専門サイト『トゥットメルカート』は、「(残留は)難しく、ほぼありえない」と構想外であることを示唆していた。
 
 そんな長友については、現地時間6月23日にイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が、インテルがサンプドリアのスロバキア代表DFのミラン・シュクリニアル獲得のために「1000万ユーロ(約12億円)+クリスティアン・アンサルディと長友をレンタルでオファーしている」と具体的なプランまでも明かしていた。
 
 さらに6月28日には、ブンデスリーガのレバークーゼンから「正式オファーが届いた」とも報道された長友。そんな日本代表の動向についてHITCスポーツは、QPRが獲得を打診しているとしたうえで、「代表クラスのサイドバックを補填することはクラブにとってメリットでしかなく、QPRファンの間で大きな話題となる」と綴った。
 
 また、イタリア・メディア『フットボール・イタリア』も、長友が「来夏のロシア・ワールドカップ出場を目指す長友はより多くのプレーを望んでいる」としてQPR移籍の可能性を伝えた。その一方で同メディアは英国内の強力なライバルが、「手薄なSBの補填を目論むプレミアリーグのエバートンになる」とした。
 
 QPRは2014-15シーズンにプレミアリーグから降格。以来、2シーズンに渡って2部で12位(15-16)、18位(16-17)と低迷している。再び1部へのステップアップを期する新シーズンに向けては、名うて指揮官イアン・ホロウェイの指導の下、DFではすでに左SBのジェイク・ビッドウェルを獲得する動きを見せている。
 
 QPRは昇格という大目標を抱える向上心を抱えたクラブという見方ができる一方で、2部の下位に落ちた古豪という見方もできる。はたして、長友は上記の2つの観点と1部リーグクラブからの誘いを吟味した時、そのオファーにいかなる決断を下すのか? 今後の動向に注目したい。
 
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