【横浜FC】J1昇格へ“レドミ”が意気込む! カズも「申し分ない」と実力に太鼓判

2017年07月04日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「最大限の力を示して、目標であるJ1に上げたい」。

横浜FCへ加入が決まり、全体練習に合流したレアンドロ・ドミンゲス。J1昇格へ意気込みを語った。(C)SOCCER DIGEST

 ブラジルのポルトゲーザからJ2の横浜FCへ完全移籍したレアンドロ・ドミンゲスが6月30日、チームの全体練習に合流。トレーニング後、報道陣の取材に応じた。2010~14年に柏レイソルで活躍し、14~15年には名古屋グランパスでもプレーした33歳のブラジル人FWは、次のように語った。
 
「1年半ぶりに戻ってきたのですが、日本に戻って来れて本当に気分が良いよ。しかも、横浜FCの選手、スタッフ、社長もすごく良くしてくれたので、気持ちよく日本に戻って来れたことを嬉しく思う。そして、できることならばこのチームに自分が(出せる)最大限の力を示して、目標であるJ1に上げたい」

 21節を終えて横浜FCは、首位のアビスパ福岡と勝点9差、昇格プレーオフ圏内(3~6位)が目前の8位(勝点32)につける。チームについては「横浜FCはJ2だけど、偉大なチームですごく良い」と称賛。新天地でレアンドロ・ドミンゲスは、柏時代を想起しながら、自身の活躍でチームを昇格に導くイメージを膨らませる。
 
「柏時代のように、ボールを受けて相手を引き付け、仲間にパスを出してチャンスを作りたい。チャンスがあれば、自分でボールを運んでシュートを打って決めるというところも見せたい。2010年に日本に来てから柏で良いプレーができて、J1に上げれることが出来たので、それをもう一度再現出来るようにしていきたい」
 
 "レドミ"の愛称で親しまれるブラジル人の日本での輝きは、2010年の柏をJ1昇格に導く活躍だけではない。2011年にもJ1で15得点・7アシストのハイパフォーマンスを見せてリーグ優勝に貢献し、年間MVPを獲得した。
 
 横浜FCではJリーグ初代MVPの三浦知良とチームメイトになるが、日本サッカーのレジェンドには尊敬の意を示した。
 
「カズさんのような存在と一緒にサッカーをすることは喜ばしいことだと思っている。ブラジルでは50歳という年齢でサッカーを続けている人はいないと思うので、本当に伝説のような選手だね」
 
 ちなみに、2011年のMVPから敬意を払われるカズも、レアンドロ・ドミンゲスの加入に太鼓判を押した。
 
「コンディションさえ整えば、技術とかサッカーに関することは申し分ない。日本でも経験があるので、慣れる慣れないは関係ないと思う。(デビューまで)1か月弱くらいだと思うけど、フィジカルコンディションだけしっかり整えて、J1昇格に協力してほしい。初めてのチームに入るのは大変だと思うので、僕らも彼に協力したい。慣れていても、Jリーグには少しブランクがあるので、それを取り戻せるように協力したい」
 
 チームメイトからも期待を寄せられるレアンドロ・ドミンゲスのデビューは、選手登録が済み次第、最速で7月22日のホームでの長崎戦となる見込み。J1昇格への切り札として、レアンドロ・ドミンゲスのパフォーマンスに注目したい。
 
取材・文:志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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