乾貴士が「学ぶことは多い」と歓迎。Jリーグがスペイン・リーグとの連携協定を締結

2017年06月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

欧州のリーグとの協定締結は初。

Jリーグがラ・リーガと戦略的連携協定を締結。エイバルの乾(中央)も登壇した。写真:徳原隆元

 Jリーグは6月22日、スペインのプロサッカーリーグ、リーガ・エスパニョーラと戦略的連携協定を締結。JFAハウスで記者会見が開催された。Jリーグにとって、海外のプロリーグとの協定締結は11リーグ目で、欧州のリーグとは初となる(戦略的連携協定はオーストラリアに次いで2リーグ目)。
 
 今回の戦略的連携協定の内容は、オン・ザ・ピッチでは両国のトップチームの交流と男女サッカーの育成強化、オフ・ザ・ピッチではインテグリティ(セミナー開催におけるスタッフ派遣およびノウハウ、リソースの共有)とクラブマネジメント、リーグ運営(リーグ、クラブスタッフの短中期交換プログラム、両リーグイベント等の視察)となっている。
 
 Jリーグの村井満チェアマンは、登壇者として姿を見せたエイバルの日本代表MF乾貴士を引き合いに出し、「両国間の中で実力をつけている乾選手に続くような選手を育てていきたいと思っている」とコメントした。
 
 リーガ・エスパニョーラのハビエル・テバス会長は「この協定はJリーグに教えるためではなく、共に分かち合って交流を結んでいこうと考えています」と述べ、さらに、「Jリーグと共に重要な課題を見つけて、今後2つの機関が合わさって課題を解決していく」と今回の協定締結について説明している。
 
 また、テバス会長は、スペインでプレーする乾、柴崎岳(テネリフェ)、鈴木大輔(ヒムナスティック・タラゴナ)の3選手についても言及。「彼らのような選手は、スペインのラ・リーガ(現地での略称)がもっと知られるために重要な役割を担っている。スペインで日本人選手が活躍することは喜ばしいことで、今後も交流が続いていくことを願っている」と期待を寄せた。
 
 ラ・リーガ所属の日本人選手として登壇した乾は、「僕自身はスペイン・リーグが大好きなので、この提携をしていただいてすごく嬉しいです。これからの日本がスペイン・リーグから学ぶことはすごく多いと思うので、日本も強くなってスペインといつか良い勝負ができるようになれば良い」と語った。
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