D・アウベスと契約解消のユーベ、A・サンドロも退団? 両サイドを大幅入れ替えか

2017年06月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

マロッタCEOが両サイドの主力について言及。

退団が決定的となったD・アウベス(左)に続き、A・サンドロ(右)にも巨額オファーが届いている。ユーベの決断が注目される。(C)Alberto LINGRIA,Getty Images

 ジョゼップ・グアルディオラ監督との再会に近づいたと言えるだろう。ブラジル代表DFのダニエウ・アウベスは、わずか1シーズンでユベントスでの冒険にピリオドを打つことになった。ユーベのジュゼッペ・マロッタCEOが現地時間6月21日、D・アウベスとの契約を解消すると明らかにしたのだ。
 
 昨夏にバルセロナから移籍金ゼロの2年契約でユーベに加入したD・アウベスは、前半戦こそ負傷や適応に苦しむ。しかし、後半戦に入ると本領を発揮し、とくにチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント終盤ではチームをファイナル進出に導く活躍を見せた。
 
 だが16-17シーズン後、D・アウベスは母国ブラジルのメディアで、チームメイトのパウロ・ディバラに「選手として向上を望むならいつかユーベを去るべき」と助言。ディバラをアイドルとするユーベ・ファンの怒りを買うなど、先日から去就が取沙汰されていた。
 
 そして21日、マロッタCEOは「彼の発言が残念だったのは当然だが、関係が破綻したわけではないということは言っておく」とD・アウベスとの対立を否定しつつ、退団を認めると明かした。イタリア『スカイ・スポーツ』がコメントを伝えている。
 
「彼は他の経験にトライしたいという気持ちに気付いた。我々は契約を解消する。彼の幸運を祈っているよ」
 
 D・アウベスの新天地として有力視されているのが、プレミアリーグだ。チェルシーからの関心も報じられるが、とくに濃厚と言われているのがバルセロナ時代の恩師であるグアルディオラ監督が率いるマンチェスター・シティへの移籍。すでに2年契約で合意したとも噂されている。
 
 なお、マロッタCEOはチェルシー移籍が注目されているアレックス・サンドロについても言及。「かなりのオファー」が届いたことを認めたうえで、去就は選手次第との見解を示した。
 
「我々にはどの選手も売るつもりがない。だが、選手のほうが出ていくと決めた場合は、最終的に出ていくべきだろう。望まない選手を引き留めるのは誰の役にも立たないからだ。ただ、現時点ではそういう状況がない。我々は誰も去らないことを願っている」
 
 スイス代表DFのシュテファン・リヒトシュタイナーやコロンビア代表MFのファン・ギジェルモ・クアドラードも去就が不透明とされるユーベは、今夏に両サイドを大幅に入れ替えるかもしれない。
 
 すでにドグラス・コスタ(バイエルン)と個人合意したと言われるユーベはさらに、SBではマッテオ・ダルミアン(マンチェスター・U)やダニーロ(レアル・マドリー)、マッティア・デ・シリオ(ミラン)、エクトル・ベジェリン(アーセナル)、サイドハーフ/ウイングではフェデリコ・ベルナルデスキ(フィオレンティーナ)やジョアン・カンセロ(バレンシア)などへの関心が報じられている。
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