ジャイキリ筑波大、元G大阪コーチの指揮官は終盤ハラハラドキドキの心境を吐露

2017年06月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

3回戦は7月12日にアビスパ福岡と対戦。

天皇杯2回戦で仙台を相手に金星を挙げた筑波大(写真は昨年)。写真:竹中玲央奈

[天皇杯2回戦]筑波大 3-2 仙台/6月21日/ユアスタ

 関東大学リーグ1部の筑波大がJ1のベガルタ仙台を相手に見事なジャイアントキリングを達成してみせた。

 開始6分に三苫薫のゴールで先制した筑波大だったが、31分に同大OBの中野嘉大に同点弾を叩き込まれると、後半に入り50分には再び中野嘉に逆転ゴールを許してしまう。

 それでも、現在関東大学1部で首位を走る筑波大は、ここから底力を発揮。65分にCKからの折り返しを来季磐田内定の中野誠也がヘッドでねじ込むと、73分には再び三苫が「浮かさないように意識した」というグラウンダーのシュートを突き刺す。

 残り15分は仙台の反撃に晒されたが、CB鈴木大誠、GK阿部航斗らを中心に冷静な対応で防いでいく。そして、アディショナルタイムの4分を凌ぎ切り、ついにタイムアップ。J1チームを相手に大金星を挙げた。

 筑波大を率いるのは、ガンバ大阪でアシスタントコーチを務めた経験もある小井土正亮監督。勝利監督インタビューでは、選手の頑張りをねぎらうとともに、終盤の戦いぶりに触れて、「最後は何が起こるか分からない。(時間が)早く過ぎてくれ、という想いでした」と、ハラハラドキドキの心境を吐露した。

 また、J1チームに対する戦いぶりについては、「選手たちが同じイメージを共有してプレーできていた時間が多かった」と振り返った。

 筑波大は7月12日に行なわれる3回戦で、宮崎産業経営大を4-2で退けたJ2のアビスパ福岡と対戦する。
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