南野所属のザルツブルク、オーナー問題解決でRBライプツィヒとのCL同時出場が可能に!

2017年06月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

レッドブルをオーナーに持つ両チームの参加が危惧されていた。

RBライプツィヒと共に17-18シーズンのCL出場が認められたザルツブルグ。得点源として南野の活躍にも期待が掛かる。(C)Getty Images

 欧州サッカー連盟(UEFA)は現地時間6月20日、RBライプツィヒとザルツブルクの2チームに2017-18シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場を許可すると発表した。

 RBライプツィヒは16-17シーズンのブンデスリーガで初昇格ながら2位に入り、CL本大会へのストレートインを決めた。一方のザルツブルクもスイス・スーパーリーグを制し、予選2回戦からの出場権を獲得した。

 しかし、UEFAは八百長を防ぐため同一オーナーが運営する2クラブが同じ大会に出場することを禁じる規定(第5条)を設けている。そのためともに大手飲料メーカー『レッドブル』をオーナーに持つRBライプツィヒとザルツブルクはこれに抵触する可能性が指摘されてきた。

 だが、UEFAクラブ・ファイナンシャル・コントロール機関(CFCB)は、徹底的な調査の結果、「複数のUEFA主催大会参加クラブに決定的な影響を及す個人または法人はもはや存在しなくなった」と判断し、今回の決定に至った。なお、CFCBは第5条が守られるよう、今後も継続してライプツィヒとザルツブルクを監視していくという。

 この決定により、ザルツブルクに所属する南野拓実も予選からの出場ながら、2年連続でCLに参戦することになった。国内リーグで2年連続二桁ゴールをマークした得点力を、欧州最高峰の舞台でも見せられるかに注目が集まる。
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