来季「J1・J2入れ替え戦」の導入が決定的に! 10年ぶりの復活へ

2017年06月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

J2・3位チームは過酷な4連戦を強いられる!?

3位昇格チームは4年連続で降格の憂き目に遭っているが、今季のC大阪はJ1で堂々上位に食い込んでいる。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 天国と地獄が交錯するシリアスな2連戦が、実に10年ぶりの復活を遂げる。
 
 Jリーグは6月20日に実行委員会を開き、2018年シーズンからJ1・J2の入れ替え戦を実施する方向で意見がまとまったようだ。今後の理事会で審議にかけられ正式決定するが、現行のJ2昇格プレーオフを継続させ、勝ち抜いたチームとJ1の16位がホーム&アウェーで戦う方式が有力視されている。
 
 入れ替え戦は2004年に導入され、「J2が18クラブになった時点で廃止する」との決め事を受け、08年に終了した。以後はJ1の下位3クラブとJ2の上位3クラブが自動入れ替えとなり、12年からはJ2の3~6位が昇格を争うプレーオフが導入され、いまやシーズン終盤の風物詩として定着している。
 
 しかしながら、自動昇格した3位昇格チームが立て続けに1年での降格を余儀なくされ、昇格プレーオフが採用されて以降も、その傾向は変わらない。13年の大分トリニータ、14年の徳島ヴォルティス、15年のモンテディオ山形、16年のアビスパ福岡と4年連続で、3位昇格チームがJ2に逆戻りしているのだ(ただし今季はセレッソ大阪がJ1で上位に食い込んでいる)。かたや、J1・16位で降格したチームの大半が1年で返り咲きを果たしている。入れ替え戦の復活を望む声が相次いでいたのは事実で、過去の興行的な成功も加味し、採用に踏み切ったようだ。
 
 ホーム&アウェー形式なら、昇格プレーオフを制したチームは4試合を戦うハードな日程を強いられるが、いずれにせよ、どのようなレギュレーションになるかは現時点で確定していない。後日開催される理事会で、詳細が決まる見込みだ。
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