怒りのマラドーナが「D・アウベスはクソ野郎」「サンパオリは偽物」と言いたい放題!

2017年06月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

犬猿の仲であるベロンにも噛みつく。

話題となっているあらゆるトピックに苦言を呈したマラドーナ。その発言の真意は定かではない。 (C) REUTERS/AFLO

 いまやサッカー界のご意見番として話題を提供するディエゴ・マラドーナ。その元アルゼンチン代表FWが、母国メディア『tycスポーツ』のインタビュー内で、気になるニュースに噛みついた。
 
 マラドーナの怒りの矛先がまず向かったのは、自国の代表監督ホルヘ・サンパオリに対してだった。
 
 16-17シーズンに率いたセビージャを去り、5月26日に前任のエドガルド・バウサに代わってアルゼンチン代表監督の座について指揮官に対してマラドーナは、「サンパオリはバウサ以上に物事をわかっちゃいない」と痛烈な言葉を投げかけたのだ。
 
 サンパオリは就任して最初の代表戦となった6月9日のブラジル戦(〇1-0)と13日のシンガポール戦(〇6-0)で連勝。各国メディアが"奇策"と報じた2バックを試すなど、この先の戦いに向けて期待感を膨らませていた。
 
 しかし、"サッカー界の神"マラドーナは、その選手起用に納得がいっていないようだ。
 
「契約はクレイジー。サンパオリは偽物だ。イカルディみたいなやつを呼ぶためにアグエロを外すなんてありえない」
 
 サンパオリは6月の代表戦において、サンプドリア時代に同胞マキシ・ロペスの妻を寝取るなど問題行動が多くチームの和を乱すとして招集を避けられていたマウロ・イカルディ(インテル)を呼び寄せる一方、マラドーナの娘の元旦那でもあるセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C)の招集を見送っていた。
 
 マラドーナは、「きっとオレを叩くためにイカルディを呼んだんだろうな」と、その選手選考を嘆き、さらにそのリストを作った張本人であり、自身と犬猿の仲であるファン・セバスティアン・ベロンにも怒りをぶつけた。
 
 ベロンは現在、エストゥディアンテスの会長を務めながら、代表のユース年代部門の総指揮も任されているが、マラドーナとの仲の悪さは以前から有名。昨年10月に行なわれたローマ教皇フランシスコ主催のチャリティーマッチでは口論も見られた。
 
 今回の代表招集リストは、サンパオリの意向に沿って、ベロンが作ったものとされており、マラドーナは「リストはベロンがまとめたものだ。アイツはアルゼンチンじゃなく、イングランドのリストを改善するように努めればいい」と皮肉をかました。
 
 さらにレジェンドは、自らとリオネル・メッシを比較し、「ハンドでゴールを奪い、ワールドカップを制していたら、自分だったら誇りに思えないだろう。スポーツとして若者の手本となれない」と1986年ワールドカップのマラドーナを批判したブラジル代表DFのダニエウ・アウベスへ、反論をぶつけた。
 
「アイツはクソ野郎だ。28のクロスを放ちながらそのうちの4本しか味方に届かないのにな。真の右サイドバックと言えば、カフーであり、マイコンだ。哀れな奴だよ」
 
 サッカー界のトピックに独自の価値観で噛みついたマラドーナ。UAEリーグ2部のアルフジャイラで監督キャリアの再スタートも決まっているが、その無遠慮なスタンスは相変わらずなようだ。

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