コンフェデ杯開幕戦で開催国ロシアが2発快勝! 大会2日目は注目ポルトガルが登場!!

2017年06月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

大声援に後押しされて多くの得点機を創出した開催国

運動量豊富で、速さと力強さを活かしながら、しっかりボールを繋いでくるニュージーランドに苦しむ時間帯もあったが、ロシアは多くのチャンスを作って完封勝利。来夏のワールドカップ開催国としてのプライドを示した。写真は2点目を決めたスモロフ。 (C) Getty Images

【コンフェデ杯・グループステージ第1節】
グループA
ロシア 2-0 ニュージーランド
得点:オウンゴール(31分)、スモロフ(69分)
 
 6月17日(現地時間)、ロシアでコンフェデレーションズカップが開幕。サンクトペテルブルクで行なわれた開幕戦では、開催国枠で出場のロシアが2-0でオセアニア代表のニュージーランドを下し、勝点3を手にした。


 華やかかつ盛大な開会式の後に行なわれた一戦は、両チームともに気合のこもったプレーを開始直後から見せ、インテンシティーの高さ、攻守の切り替えの早さ、そして局面での激しさが試合を引き締まったものにした。
 
 立ち上がりはニュージーランドが積極的に攻めるも、間もなくしてロシアが攻勢に立ち、観客の大声援に後押しされて相手ゴールに迫る。3分のMFゴロビンの強烈なミドルを皮切りに、7分にはCKからDFヴァシンのダイビングヘッドがポストを叩くなど、頻繁に好機を作った。

 そして31分、それまで何度も見られた相手DFラインの背後を衝くプレーから、MFグルシャコフが抜け出し、飛び出したGKマリノビッチを破る。ボールはポストにはね返されたが、これを競ったDFボクサルがスライディングで詰めてしまい、オウンゴールというかたちでロシアに先制点がもたらされた。
 
 後半も互いに気迫十分のプレーで真っ向からぶつかり合ったが、チャンスは前半以上に開催国に多く生まれていく。ボールを奪ってからの、空いたスペースを使ってのカウンターや、サイドからの攻撃が機能したためだ。
 
 69分、エースのスモロフがハーフウェーライン付近から持ち込んで右サイドに流すと、WBのサメドフがグラウンダーのクロス。これを、逆サイドに走り込んでいたスモロフが合わせて、大きな追加点となるゴールを決めた。
 
 その後、ニュージーランドの反撃を許し、77分には立て続けにピンチを迎えるも、GKアキンフェエフやDF陣が好守を披露してゴールを許さず、逆にカウンターから幾度も決定機を作り出しながら、ロシアはタイムアップの瞬間を迎えた。
 
 この大会、出場8チームが2グループに分かれ、各組の上位2チームが準決勝に進むこととなるが、ロシアは白星スタートで勝点3を獲得し、グループステージ突破に向けて一歩前進した。
 
 大会2日目の18日は、同じグループAのもう一つのカード、ポルトガル(欧州代表)対メキシコ(北中米カリブ代表)戦、そしてグループBのカメルーン(アフリカ代表)対チリ(南米代表)戦が行なわれる。

【コンフェデ杯登録メンバー】ロシア代表
【コンフェデ杯登録メンバー】ニュージーランド代表
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