タレントの宝庫ゆえにベンフィカが“草刈り場”に? 今度はSB争奪戦が展開中!

2017年06月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

交渉は振り出しに戻り、バルサ、バルエルン、マンCが横一線!?

世界最高のSBとなれる資質の持ち主といわれているセメド。まだ伸びしろのある23歳は、どのクラブでステップアップを果たすか。ポルトガル代表(写真)としては、ここまで3試合に出場している。 (C) Getty Images

 長いシーズンが終わってからまださほど日は経っていないが、すでに欧州の多くのクラブが移籍マーケットで活発に動き回っており、余剰戦力を整理したり、新たな戦力を補強したりと、来る新シーズンに向けての準備に余念がない。


 そんななかでポルトガルのベンフィカは、正GKのエデルソンをマンチェスター・シティへ、CBのヴィクトル・リンデロフをマンチェスター・ユナイテッドへと、守備の要を放出することが決まっているが、さらに右SBネウソン・セメドを送り出すことも確実となっている。
 
 このポルトガル代表の23歳には、エルネスト・バルベルデ新監督の下で右SBの補強を優先事項に挙げているバルセロナが関心を示し(アーセナルのエクトル・ベジェリンとともに)、すでに数回の交渉を経て5千万ユーロの移籍金で話がまとまりつつあった。
 
 しかしここにきて、バイエルン、マンチェスター・Uも獲得の意欲を示し、バルサが提示したのと同額を支払う意思を見せている。前者は引退したフィリップ・ラームの後釜として、後者はアントニオ・バレンシアのMFコンバートによる穴埋めのためである。(『O Jogo』より)
 
 本心ではこれ以上、主力選手を失いたくないベンフィカだが、ビッグクラブの攻勢には抗えず、ならば最も良い条件を引き出そうと、バルサだけでなく、他の2クラブとも交渉を行なうことを決めたという。
 
 こうなると、セメドの契約条項にある契約解除金額6千万ユーロ(あるいはそれ以上)をどのクラブが支払えるか、という勝負となりそうであり、そうなれば昨夏にエバートンからマンチェスターCに移籍したジョン・ストーンを抜いて、DFとしての移籍金最高額が更新されることとなる。
 
 セメド自身は、ビッグクラブへのステップアップに前向きとのことだが、果たしてその行き先はどこになるか?
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