モウリーニョがマンUスタッフに陰で「あだ名」を付けられる…その由来とは?

2017年06月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

ニックネームの由来はモウリーニョの生活にあり?

陰であだ名をつけられていたことをモウリーニョが知ったとき、そのスタッフはどうなってしまうのだろうか? (C) Getty Images

 ジョゼ・モウリーニョのマンチェスター・ユナイテッド1年目は、プレミアリーグこそ6位でフィニッシュしたものの、クラブ史上初となるヨーロッパリーグ優勝をもたらし、さらにリーグカップと併せて2冠を達成。まずまずの結果となった。
 
 記者に対して「私は君よりもフットボールをよく知っているつもりだが?」と皮肉ったり、自軍ファンに対しては「ともに戦おう」と煽ったりとピッチ内外で話題を提供したモウリーニョ。そんなポルトガル人指揮官はチーム内でどう思われているのか?
 
 英紙『サン』はモウリーニョのクラブ内でのニックネームとその由来をリークしている。
 
 6月9日にクラブ御用達ホテルで一泊816ポンド(約11万4240円)に及ぶスイートルームに住むモウリーニョの贅沢な単身赴任生活を報道した同紙は、そんな何不自由ない生活を送る指揮官がチームスタッフなどから、「デイジー」と呼ばれていることを伝えた。
 
 モウリーニョは生活する『ローリー・ホテル』からマンチェスター・Uの練習場であるカーリントンまでの数マイルを、専属ドライバー付きの送迎車で行き来している。その姿が1989年に公開されたアメリカ映画『ドライビング・ミス・デイジー』に登場する未亡人デイジー・ワサンに状況が酷似することから、そのニックネームが付いたという。
 
 ジェシカ・ダンディとモーガン・フリーマンが主演する同映画は、老齢のユダヤ系未亡人とアフリカ系アメリカ人の運転手の交流をユーモラスに描く作品。アカデミー賞で4部門を受賞した名作だ。
 
 そんな名画の未亡人にモウリーニョを例えたというクラブスタッフの一人は、「ジョゼの送迎者が初めて練習場に来た時、『お!デイジーが来た!』ってクラブハウスにいた建築士と言い合ったんだ。ちょっとした冗談のつもりだったけど、そこから広がってしまってね」とニックネームの由来を明かしている。
 
「車はミス・デイジーの乗る車よりも速いけど、ジョゼは明らかに送り迎えをされる自由を楽しんでいるよ。昨夏に来た時から彼は自分で2マイル以上も運転していないと思う」
 
 しかし、このスタッフは、「誰も面と向かって彼にこのジョークを言う勇気はないよ。彼はチームのボスだからね」とモウリーニョとスタッフの間に緊張感のある関係性が築かれていることもこぼしている。
 
 今回の報道によって、「デイジー」というあだ名がモウリーニョの耳にも届いてしまったかもしれないが……。
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