【日本代表】プラン崩壊にハリルが溜め息「完全に戦略が変わった」

2017年06月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「最後の15分はスピードのあるFWを入れようと思っていた」

苦しい台所事情を嘆いたハリルホジッチ監督。ゲームプランが崩れたことを明かした。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[ロシアワールドカップ・アジア最終予選]日本 1-1 イラク/6月13日/PASスタジアム
 
 灼熱の中東アウェーマッチは勝点1止まり。40度近い厳しい気候に加え、負傷者が続出する状況のなかでは「最大を出してくれた」とヴァイッド・ハリルホジッチ監督が試合を振り返った。
 
 選手の奮闘を労う指揮官だが、井手口陽介と酒井宏樹の負傷で交代枠を2枚も切らざるを得なかったことを悔やんだ。
 
「最後の15分はまったく違う戦略で、スピードのあるFWを入れようと思っていた。しかし、残念ながら怪我が問題だった。ふたりも怪我、原口(元気)は疲労困憊。完全に戦略が変わってしまった」
 
 酷暑のアウェーであることを加味すれば、開始早々の先制点はことのほか大きかった。その後も粘り強い戦いを見せていただけに、理想とも言える展開だっただろう。
 
 しかし、思わぬアクシデントによりゲームプランが崩壊。しかも、交代した3選手以外にも久保裕也が足を痛めるなど、日本は満身創痍の状態に陥った。
 
 また、失点シーンからも分かるように、日本は熱さや疲労の影響が散見された。そのなかでのドローは、最低限の結果を確保したと評価できるかもしれない。
 
 ただ、勝点1を積み上げた日本は、グループBで首位をキープしたものの、2位・サウジアラビアと3位・オーストラリアとの差はわずかに1。その両チームとも直接対決を控えている(8月31日vsオーストラリア【H】/9月5日vsサウジアラビア【A】)。勝てばワールドカップ出場が決まるオーストラリア戦は「決勝戦」(ハリルホジッチ監督)となるだけに、ホームでロシア行きを決めてもらいたい。

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