「日中韓朝でW杯共同開催を」韓国新大統領の提案にFIFA会長の回答は?

2017年06月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

インファンティーノ会長は前向きに…。

様々な場所に自ら赴き、その土地の主要な人物と話し合いの場を持つFIFAのインファンティーノ会長。今回のアジア4か国によるW杯の共同開催提案もそうした動きの賜物だろう。 (C) Getty Images

 韓国のムン・ジェイン大統領が2030年のワールドカップについて、国交が不安視されている北朝鮮を含めた東アジアの4か国による共同開催を国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長に提案したようだ。話し合いの模様をFIFA公式サイトで伝えた。
 
 6月12日、U-20ワールドカップ決勝の観戦とセレモニー出演のために韓国を訪れていたインファンティーノ会長は、ソウルの韓国大統領官邸を訪問。今年5月に就任したばかりのムン・ジェイン大統領と話し合いを設けたという。
 
 FIFAによれば、ムン・ジェイン大統領はインファンティーノ会長に対して、「東アジアの4か国(日本、韓国、中国、北朝鮮)が共同でW杯を開催できれば、韓国と北朝鮮だけでなく東アジア全体の平和を作り上げるのに役立つだろう」と提案したという。
 
 これに対してインファンティーノ会長は、「ムン大統領のアイデアを歓迎したい」とし、「現実的に困難があるが、信頼を持って努力することが重要であり、こうした発想を世に広げるだけで強力なメッセージになる」と協力姿勢であることを明らかにした。
 
 今週中には、中国の習近平国家主席の下を訪ねるというインファンティーノ会長は、「この提案に対する習主席の反応を見たい」と述べている。
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