ガーナ代表が、チームの警備員だったアマチュアDFを“サプライズ”招集!

2017年06月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

実力は折り紙付きのDF。

招集にあたり、ガーナ代表の首脳陣が直接訪問したというサルフォ。はたしてその実力は? ※写真はガーナ・サッカー協会より

 アフリカネーションズ・カップ出場を目指すガーナ代表が、まさにサプライズと言うべき選手招集を行なったことが話題となっている。その選考を英紙『サン』が報じている。
 
 6月11日にエチオピア代表とアフリカネーションズ・カップの予選を戦ったガーナ代表のメンバーには、同国のスター選手であるジョーダン・アユー(スウォンジー)やアサモア・ギャン(上海上港)が名を連ねるなかで、サミュエル・サルフォという見慣れない名前が……。
 
 それもそのはず、26歳の彼は約1年前まで、同代表の警備を務めていたアマチュア選手だったからだ。
 
 地元クラブのリバティ・プロフェッショナルFCに所属するサルフォの本業は警備員。普段は制服を着こなし、ガーナ代表の警備を行なっていたというから驚きだ。
 
 そんな一人の警備員に声がかかったのは、ガーナ代表の主力DFが相次いで離脱したためだった。国内アマチュア・リーグで最多となる6ゴールをマークしていたDFであったサルフォの活躍を受けて、代表スタッフが声をかけたというのだ。
 
 招集を受けたサルフォは、「代表が僕を呼んだというニュースを聞いたときは、嬉しかったし、驚いた」と興奮気味に話して、さらにこう続けた。
 
「僕は勤勉なタイプだから、これから、より多くの努力をするつもりだよ。決して簡単なことではないけれど、戦力になれるようにならないとね」
 
 そんなサルフォは、エチオピア戦でさっそく先発出場。5-0と大勝したチームに貢献した。
 
 国内外から注目を浴びたことで、サルフォは今後、国内のプロクラブや海外クラブからも声がかかる可能性があるが、サンは「驚くべきことに彼は、警備職とサッカー選手を両立するつもりでいる」と、その去就について綴っている。
 
 チームの完封勝利に貢献するなど、及第点以上のパフォーマンスを披露したサルフォ。今後も代表招集を受けるであろう"ガードマン"のプレーとそのキャリアに、引き続き注目していきたい。

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