【日本代表】決戦を前にハリルはイラクをベタ褒め「非常にクオリティのあるチーム」

2017年06月12日 本田健介(サッカーダイジェスト)

アリ・アドナンら若い選手が台頭。

昨年の10月のホームでのイラク戦は山口(16番)の土壇場での決勝ゴールで勝利。ただ、ハリルホジッチ監督は新体制となった相手を警戒する。(C)SOCCER DIGEST

 6月12日、ワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦に向けて前日会見に臨んだヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「イラクは素晴らしいチーム」と、相手を称賛しつつ、危機感を強めた。
 
「私の分析では90パーセントがリオ・オリンピックを経験している。素晴らしいクオリティを持った選手の集まりです。皆さんも覚えていると思いますが、ブラジルを相手に凄い試合をしました」
 
 イラクはリオ五輪ではグループステージで敗退したが、"イラクのベイル"と呼ばれるセリエA・ウディネーゼ所属のアリ・アドナンら若い選手が順調に育っている。さらに「監督が変わったことで、選手のモチベーションは高くなっているはず」(ハリルホジッチ監督)と、昨年10月に、埼玉スタジアムで対戦した際に指揮していた"ドーハの悲劇"の際のメンバー、ラディ・シュナイシェル監督に代わり、昨年の5月からはバシム・カシム監督がチームを率いており、"新チーム"として日本に襲いかかってくる。
 
「メンタルもフィジカルも強いチーム。成功するためには日本代表はビッグマッチを戦わなくてはいけない」とも続けるハリルホジッチ監督。
 
 イラクはグループBで5位と、ロシア・ワールドカップ出場の可能性は消滅しているが、指揮官の言葉通り、気の抜けない相手となりそうだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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