【日本代表】灼熱のテヘラン。川島永嗣が語ったイラク相手に求められる守備対応とは?

2017年06月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「暑さのなか、自分たち自身もクレバーにやらなければ」

イラク戦でのスタメン出場が予想される川島。酷暑のイランで、冷静かつ臨機応変な判断とパフォーマンスが求められる。写真:徳原隆元

 日本代表は6月13日にワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦を迎える。この一戦に向けて、日本代表は決戦の地・イランのテヘランで調整を進めているが、11日の練習後に守護神の川島永嗣が報道陣の取材に応えている。
 
 対戦相手のイラクには、昨年10月のホームでの対戦で2-1と勝ったものの、終了間際まで勝ち越し点が生まれず苦戦を強いられた相手。川島も「カウンターやセットプレーの強さはあるし、集中力を高めていかなければいけない」と警戒心をあらわにする。
 
 さらに、気温が連日35度を越え、40度近くまで上がるイラン。この厳しい暑さのなかでの戦いに、守護神はやはり集中力の低下を危惧しているようだ。
「この暑さで集中力が途切れることはあるから、そこはとにかく気付いた人が声を掛けたり、その状況に応じて対応することが大事になる」
 
 もちろん、日本は体力の消耗を防ぐためにも主導権を握った戦いを目指したいところだが、川島は「この暑さのなか、自分たち自身もクレバーにやらなければいけない。もちろん、プレッシャーに行くべきシーンもあるだろうし、相手が入ってきたところを奪ってカウンターにつなげることも必要になる。一つひとつの要所で相手にやらせないことが大切だと思う」と語り、展開に応じた判断と対応こそが厳しい環境での戦いに必要になるとした。
 
 難敵イラクを相手に、イランの暑さとの戦いも強いられる日本。集中力を切らさず90分を戦い抜き勝利を掴むべく、最後尾に位置する川島にも、より冷静なパフォーマンスが求められそうだ。
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