コンテからの「戦力外メール」を暴露…D・コスタの新天地はミランや中国?

2017年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

メールを首脳陣のみならずチームメイトにも転送とも。

コンテ監督(右)から戦力外通告を受けたD・コスタ(左)。今夏のチェルシー退団が確実となった。(C)Getty Images

 スペイン代表FWのジエゴ・コスタは現地時間6月7日、国際親善試合のコロンビア戦後、報道陣にチェルシーのアントニオ・コンテ監督から戦力外通告を受けたと明らかにした。
 
 スペイン紙『アス』や英『BBC』によると、コンテ監督は当初、バカンス中もコンディション調整に気を配るように呼びかけたが、D・コスタから冗談めかした返答を受けたことで、来シーズンは構想外であることを宣告したという。
 
 2016-17シーズンのプレミアリーグで20ゴール・8アシストを記録し、王座奪還に貢献したD・コスタ。だが、1月には中国移籍が取沙汰され、指揮官との確執も騒がれた。以前から古巣アトレティコ・マドリーへの想いも隠さず、去就をめぐる報道は後を絶たない。
 
 そんな中、D・コスタはコロンビア戦後、「監督から来シーズンは頼りにしないというメッセージを受け取った。残留を望んでいないことは明らかだ。僕はマーケットに出された。新しいチームを探している」と、指揮官の構想外になったことでこの夏の移籍は避けられないと明らかにした。
 
 アス紙やBBCによると、コンテ監督はD・コスタに「ハイ、ジエゴ。元気だといいが。一緒に過ごしたシーズンのことを感謝する。来年の幸運を祈るが、君は私のプランにない」というメッセージを送ったそうだ。D・コスタはこれに「OK」とだけ返したという。
 
 チェルシーの上層部に指揮官からのメッセージを転送したと明かしているD・コスタだが、BBCによれば一部のチームメイトたちにもコンテ監督からのメッセージを暴露したとのことだ。
 
 また、イギリス・メディアは、指揮官と選手の対立が公になったことで、D・コスタの移籍金は下落したと報道。チェルシーにとって、この暴露は金銭面でも痛手になったと伝えた。
 
 いずれにしても、D・コスタの今夏移籍は避けられない。本人はアトレティコ復帰を望むが、この夏は新選手登録禁止処分を受けているため、「すべてを検討しなければいけない」と話している。これを受けて代理人のジョルジュ・メンデスは中国、ミラン、パリSGなどと交渉に入ったと伝えられる。はたして、28歳のストライカーの新天地は?
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