【日本代表】田嶋会長がテヘランの同時テロに言及「予定通りやることを前提に行きます」

2017年06月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「慎重に対応する。選手にはサッカーに集中してほしい」。

厳戒態勢が敷かれたイランの国会議事堂(右奥の建物)周辺。日本対イラク戦になんら影響が出ないことを祈りたい。(C)REUTERS/AFLO

[キリンチャレンジカップ2017]日本 1-1 シリア/6月7日/東京スタジアム

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長が、日本対シリア戦を観戦後、報道陣の取材に応えた。
 
 6月7日、イランの首都テヘランで国会議事堂が武装集団に襲撃されるなど同時テロが発生。多数の死者と負傷者が出る事態に発展した。13日にはかの地で、ワールドカップ最終予選のイラク対日本戦が開催される。現地での治安を不安視する声が高まっているが、田嶋会長は「予定通り(8日に)チームは出発します」と断言した。
 
 すでに外務省やイランの日本大使館との連絡を密に取っていることを明かした上で、「スタッフが先乗りしていて、いまのところ市内では大きな問題にはなっていないと聞いている」と説明し、「AFC(アジア・サッカー連盟)からもとくに連絡はないので、予定通り(試合を)やることを前提に行きます」ときっぱり。「いろんなことがヨーロッパでも起きているなか、しっかりと慎重に対応しますが、選手にはサッカーに集中してほしい。私は日曜日の夜に出ます」と結んだ。
 
 シリア戦については、「内容的には勝てそうで惜しかったけど、いろんな選手を使えたのは収穫。新しく来た選手たちがそれぞれ特長を生かしてプレーしてくれた。次の大事なイラク戦のスタメンを決めるのは良い意味で難しくなったんじゃないか。できれば勝ちたかったが、いい危機感を持てたのは、逆に良かったかもしれない」と感想を述べた。
 
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事