【日本代表】臨戦態勢に入った大迫。シリア戦へ意識することとは?

2017年06月06日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「できることはできたかなという状態です」

前日練習で状態の良さを見せた大迫。シリア戦とイラク戦へ期待は膨らむ。写真:徳原隆元

 日本代表はワールドカップ最終予選のイラク戦(6月13日/テヘラン/PASスタジアム)に備えて、6月7日、シリアと東京スタジアムで対戦する。重要なテストマッチを前に、大迫はコンディションの良さを強調した。
 
「激しく練習してきたので、楽しみです。疲れは取れています。できることはできたかなという状態です」
 
 ハリルホジッチ監督は6月5日の練習で、3月のUAE戦で採用したアンカーを置く4-3-3の形をテスト。シリア戦でも同様のシステムを試す見込みだ。先発かどうかは定かではないが、イラク戦を含め、CFを務めるであろう大迫は、左右のウイングに入るであろう原口と久保を引き合いに出しながら、次のように意気込みを語った。
 
「(原口)元気もそうですが、(久保も)縦に勢いのある選手なので、僕が時間を作ることで、ふたりの良さが生きるはず。さらに(香川)真司さんらと絡めれば、より良い攻撃ができると思います」
 
 また、自身が目指すプレーについてはこう話す。
 
「まずは勝つことが大前提で、個人的にはゴール前に顔を出していきたい。もっとゴール前に入る回数と受ける回数を増やしたい。入っていくことで、何かを起こしたい。それは僕がケルンで1年間、意識し続けたこと。ゴール前の迫力は僕の課題だと思っているので、意識してやっていきたいです」
 
 ちなみに、先日、鹿島の新指揮官に就任した大岩監督とは、久々の再会を果たしたという。
 
「話しましたよ。もう監督ですからね。厳しさと優しさがある人で、みんながついて行きたいと思える人なので、(今後が)楽しみです」と、エールを送りつつ、自らも刺激を受けたようだ。
 
「最終予選は毎試合が大一番なので、常に危機感がありますし、緊張感のなかに楽しさも感じています。この気持ちを維持しながら試合に臨みたいです」

 そう語る顔は、すでに臨戦態勢に入っていた。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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