ベイル、「僕も家族もここにいるのが幸せ」とマドリー残留をアピール! 会長も「全選手を残したい」

2017年06月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ジダン監督と補強について話し合う予定だ」(ペレス会長)

地元で感激を味わったベイルは。イスコ、ルーカス・バスケス、マルコ・アセンシオら、ポジション争いのライバルは多いが、来シーズンでの巻き返しを誓っている。 (C) Alberto LINGRIA

 決勝でユベントスを4-1で撃破し、チャンピオンズ・リーグ(CL)では初の連覇、そして12回目の欧州制覇を果たしたレアル・マドリー。その後、地元マドリードに凱旋し、盛大なパレードを行なって、マドリディスタとともに喜びを分かち合った。


 一方で、すでに来シーズンに向けての動きも始まっているが、注目されるのは一部選手の去就だ。地元ウェールズでのCL決勝では、残り13分のところで交代出場を果たしたガレス・ベイルも、そのひとりである。

 相次ぐ怪我に苦しんだ彼には、マンチェスター・ユナイテッドが食指を伸ばしているという報道もあるが、これに対してベイルは「マドリーとは長期間の契約を結んでいる。それを全うするつもりだよ」と語っている。(『ESPN』より)

「僕だけでなく、僕の家族も、ここにいることが幸せだと感じている。今後も、これを維持していきたい」

 偉大な記録を成し遂げたチームを去ることなど全く考えにはなく、栄光に彩られたキャリアを進めていきたいと考えているようである。

「チームはもっと良くなると思う。マドリーは偉大な集団だけど、全体的に若い選手が多いからね。このチームの一員であることを、改めて凄いことだと感じている。CLの歴史において最も偉大なこのチームのなかで、これからももっとタイトルを獲得していきたいと思う」

「決勝戦にスタメンで出られないのは、分かっていた。なぜなら、僕がチームと一緒に練習したのは5日間だけだったからね。それでも、欧州制覇に関わることができてとても幸運だったよ」と語る彼は、来シーズンでの完全復活を誓った。

「僕の踵は長い時間をかけて良くなっている。完全に回復するためには、もう少し時間が必要だけどね。手術を行なってからの3、4週間、回復のために必死に努力してきた。このオフはしっかり休みを取りながら、来シーズン、さらに強くなって戻ってくるために、リハビリに励むよ」

 では、他の選手はどうか? 一番の注目は、CL決勝のメンバーにも入らず、今夏の移籍は既定路線といわれている背番号10のハメス・ロドリゲスだが、彼についてはフロレンティーノ・ペレス会長が言及している。(『Antena 3』より)

「ハメスは信じられないプレーをする選手だ。彼にも、マドリーの選手でい続けてほしいと思っているが……」

 歯切れの悪い会長だが、欧州連覇を果たした直後とあって、補強に関しては以下のように語っている。

「ジネディーヌ・ジダン監督と、近く会談を設ける予定だ。そこで、来シーズンに向けてのことを話し合う。彼はこの"オーケストラ"の指揮者だが、もし彼が全てを私に一任するというのなら、私は全ての選手をチームに残したいと考えている」

 最後に、こちらも大きな話題となっているマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GK、ダビド・デ・ヘアの獲得については、以下のようにお茶を濁した。(『Atresmedia』より)

「デ・ヘアはマンチェスターで素晴らしいプレーを見せているが、彼が来シーズン、どこでプレーするかは現時点では分からない。私は占い師じゃないからね」

 CL決勝ではケイラー・ナバスが、ユベントスに押し込まれた序盤に好守を連発してピンチを防ぐなど、影のMVPとも言える活躍を見せたが、果たしてマドリーはそれでも新守護神を迎えるために移籍金6000万ポンドといわれるビッグディールを敢行するだろうか。

【PHOTO】R・マドリー、CL史上初の連覇達成! ユーベの堅守を粉砕

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