4万人超えの神奈川ダービーを制した横浜。フランス人指揮官が語った勝因とは?

2017年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「後半の残り時間が少なくなったところで勝敗が分かれると予測していた」

横浜は中澤とデゲネクのツインタワーで堅守を築き、効果的に2ゴールを奪取。神奈川ダービーを制した。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ14節]横浜 2-0 川崎/6月4日/日産ス

 4万2483人を集めた「神奈川ダービー」を制したのは、堅守速攻が機能した横浜だった。

 横浜のモンバエルツ監督は試合後のフラッシュインタビューで、まずは「勝利できたこと、サポーターに勝利を届けられたことが嬉しい」と、大観衆の前での勝利を素直に喜んだ。

 さらに、試合について触れ、難敵との一戦を次のように想定していたことを明かした。
「我々がフィジカル的な強さを持っていることは分かっていた。後半の残り時間が少なくなったところで勝敗が分かれてくると予測していた」

 横浜は指揮官の見立て通り、終盤の84分にGK飯倉のゴールキックを起点に、カウンターから富樫が貴重な2点目を奪い、勝利を大きく手繰り寄せた。

 平日にACLラウンド16の負けられない試合を挟むなど、厳しい連戦が続いていた川崎に対し、おそらくは体力的な面で優位に立っているとの認識は指揮官のなかにあっただろう。事実、川崎の鬼木監督も「身体も気持ちの面も疲れ切っているところもある」と連戦での疲労があったことを認めている。

 そして、モンバエルツ監督は、試合を振り返り「しっかり守備をするなかで、スピードのある選手を活かして攻撃をするということ。ここが上手くいったと思う」と、堅守速攻が狙い通りにハマったことを勝因に挙げた。

 横浜は勝点を23とし、暫定7位に浮上している。
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