マンUがグリエーズマンを諦め、ベイルに舵を切る?「マドリーは交渉に応じる構え」とも

2017年06月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

グリエーズマンはアトレティコ残留を決意したとの報道が続き…。

アトレティコの補給禁止処分で残留の色が濃くなったグリエーズマン(左)。マンUはベイル(右)の獲得に本腰を入れるか?(C)Getty Images

 イギリスやスペインのメディアは、フランス代表FWのアントワーヌ・グリエーズマンがアトレティコ・マドリー残留を決意したと報じている。マンチェスター・ユナイテッドは獲得を諦めたのだろうか。
 
 グリエーズマンは現地時間6月1日、SNSにアトレティコのユニホームを着た自身の写真とともに、「これまで以上に」というコメントを投稿。「みんな一緒」というハッシュタグも付けられたことから、選手が残留を決めたのではないかとの見方が広まっている。英紙『インデペンデント』も2日、グリエーズマンが1日にマンチェスター・Uにアトレティコ残留の意向を伝えたと報じた。
 
 さらに、スペイン紙『アス』も同じく2日、スポーツ仲裁裁判所への提訴が実らず、アトレティコが今夏補強を禁止されたのを受けて、グリエーズマンが3週間前にクラブから提示されていたオファーを受けることを決めたと報道。年俸増額のうえで新契約を結び、来シーズンもアトレティコでプレーすると伝えている。
 
 一方で、イギリス・メディアの間では、マンチェスター・Uもグリエーズマンへの関心を失いつつあるとの報道が浮上した。故障離脱中で退団か契約延長かも未決定なズラタン・イブラヒモビッチの穴を埋める純粋なCFの獲得を優先するためだという。例えばアンドレア・ベロッティ(トリノ)、アルバロ・モラタ(R・マドリー)、ロメル・ルカク(エバートン)といったあたりだ。
 
 もちろん、夏は長い。マンチェスター・Uのレジェンドであるライアン・ギグスは、英『スカイ・スポーツ』で「夏を通じて(潮の)満ち引きがあるのではないか。これからもたくさんの噂があると思う」と、グリエーズマン移籍をめぐる報道は今後も続くとの見解を示した。
 
 いずれにしても、ギグスも「マンチェスター・Uにはゴールが必要」と話しているように、16-17シーズンはプレミアリーグで6位に終わったジョゼ・モウリーニョ監督が前線強化を望んでいることは確かだろう。その候補として以前から噂されているひとりが、レアル・マドリーのガレス・ベイルだ。
 
 そのベイルについて、インデペンデント紙は、R・マドリーがマンチェスター・Uとの交渉に応じる構えと報じた。フロレンティーノ・ペレス会長にとって依然としてお気に入りではあるものの、ウェールズ代表FWが負傷で苦しんでいた間にイスコが活躍したことや、モナコのキリアン・エムバペやチェルシーのエデン・アザールを獲得するための資金が必要なことから、R・マドリーの一部幹部はベイル放出を受け入れる姿勢で、マンチェスター・Uからのオファーに耳を貸す用意があるという。
 
 R・マドリーとマンチェスター・Uは、スペイン代表GKのダビド・デ・ヘアをめぐる交渉も注目されている。移籍市場はまだ始まったばかり。ビッグネームの去就は引き続き注目を集めそうだ。
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