ミランが「トゥーレ・ヤヤ2世」を獲得! 20歳の大器に34億円を投じる!

2017年06月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

フィジカル、テクニック、パーソナリティーを兼備する。

ミラン移籍が決まったケシエ。欧州進出わずか2年でビッグクラブ入りを勝ち取った。写真はミランの公式ツイッターより

 ミランは現地時間6月2日、アタランタからコートジボワール代表MFのフランク・ケシエを獲得したことを発表した。
 
 クラブ発表は2年のレンタルで、買い取り義務オプション付きのため事実上の完全移籍。移籍金は非公開だが、複数の現地メディアは2800万ユーロ(約34億円)だと伝えている。
 
 現在20歳のケシエは2014年に母国のステラ・クラブでプロデビューし、翌年にアタランタに移籍。15-16シーズンはチェゼーナ(2部)にレンタルに出され、レギュラーとして活躍した。16-17シーズンはアタランタに戻り、セリエA1年目ながら30試合に出場。セントラルMFながら6ゴール・4アシストの数字を残した。
 
 セリエAでも随一と謳われるずば抜けたフィジカル、派手さはないが安定したテクニック、そしてパーソナリティーの強さを兼備した「トゥーレ・ヤヤ2世」には、チェルシーやパリSG、アーセナル、マンチェスター・C、ユベントス、ローマなども興味を示していたが、一気に交渉をまとめたミランが争奪戦を制した。
 
 一度目のメディカルチェックでは膝に小さな怪我が見つかったケシエだが、精密検査とミランのメディカルチームによって問題がないことが確認され、移籍が正式決定した。
 
 ミランは5月30日にビジャレアルからCBマテオ・ムサッキオの獲得を発表しており、ケシエは今夏2人目の補強。さらに、左SBリカルド・ロドリゲス(ヴォルフスブルク)、MFルーカス・ビグリア(ラツィオ)、FWアルバロ・モラタ(レアル・マドリー)ともすでに個人合意済みで、クラブ間交渉を急ピッチで進めている。
 
 今年4月13日に中国資本となり資金的な後ろ盾を得たミランは新シーズン、ヨーロッパリーグ予選3回戦(7月28日と8月3日)を戦うため、7月3日のクラブ始動日までにできるだけチームを固める意向を持っており、今後も素早い対応を続けそうだ。
 
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