サンパオリがアルゼンチン代表監督に正式就任!「メッシも興奮してくれた」

2017年06月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「歴史あるアルゼンチンのサッカーを立て直す」。

アルゼンチン代表監督に正式に就任し、記者会見に臨んだサンパオリ。南米きっての名将は母国の再建を託された。(C)Getty Images

 現地時間6月1日、アルゼンチン・サッカー協会(AFA)は、内定していたホルヘ・サンパオリの代表監督就任を正式に発表した。セビージャとの契約はあと1年残っていたが、AFAが150万ユーロ(約1億8000万円)の解除金を支払って引き抜いた。
 

 記者会見に臨んだサンパオリは、「長年の夢が叶った。私はこの場所にいることができて本当に嬉しい。この状況を待っただけの価値がある」と喜びを語った。
 
 アルゼンチン代表は現在、2018年のロシア・ワールドカップ南米予選で6勝4分け4敗と結果を残せず、残り4試合を残した時点でプレーオフ圏内ギリギリの5位に低迷。4月にエドガルド・バウサが辞任し、代表監督が空座となっていた。
 
 サンパオリは「歴史あるアルゼンチンのサッカーを立て直していく。100人以上の注目する選手がいるよ」とコメント。また、「契約は最大で2022年のワールドカップまでだ。我々はアルゼンチンのサッカーをより良くできるはずだ」と意気込んでいる。
 
 チームの大黒柱であるリオネル・メッシについては「メッシとはもう会ったよ。我々が幸せになるには世界一の選手が必要だ。彼と話をしたけれど、とても興奮していたよ」と言及。さらに、ハビエル・マスチェラーノについては「彼はクラブにいる時と同じポジションでプレーさせる」と、前政権時代のボランチではなく、バルセロナでプレーするCBでの起用を考えていると明かした。
 
 サンパオリの初采配は、6月9日にオーストラリアで行なわれるブラジル代表との親善試合となる。チリ代表やセビージャで実績を残してきた南米きっての名将が、母国の再建に向けて動き出す。
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