JFAが「磐田対柏のPK取り消し」判定を説明。「テクニカルな面では良くないが…」

2017年06月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

レフェリーブリーフィングを開催。

審判団につめよる磐田と柏の両軍。PK取り消し判定は物議を醸した。写真:田中研治

 6月1日、JFAハウスにて第3回レフェリーブリーフィングが開催された。報道関係者を対象に、Jリーグの試合で実際にあった判定について説明し、レフェリングについてより理解を深めてもらおうという狙いで行なわれている。
 
 多くのあいまいな判定を検証していく同会見では、J1・12節の磐田対柏で起きた「PK取り消し」のレフェリングついても説明。相手DFの背後に抜け出した武富孝介が、GKとの1対1で倒されて一度はPKの判定が下されたものの、そのPKが審判団の協議によって取り消されたシーンだ。
 
 JFA審判委員会副委員長の上川徹氏は、「主審のポジショニングにミスがあって笛を吹いてしまった」と言及。その後、主審と副審の話し合いの結果、副審の「GKは先にボールに触っている」との判断でPKを取り消したと説明した。
 
 上川氏はテクニカルな面でのミスを認めつつも、「迷いがあったことを認め、副審と話し合いをして、素早く取り消す対応は勇気のいる行動だった」と述べた。また、「あってはならないが、なかなかないこと」とし、今後のレフェリング向上に役立てる意欲も覗かせた。
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