「フランチェスコ・トッティ広場」がローマ市内に誕生! グーグルマップでもヒット!

2017年06月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ナビにも載ってる!」とトッティ本人もご満悦。

退団セレモニーでは涙ぐみながら、「毎日バカみたいに泣いてたよ」とサポーターに告白したトッティ。そんな王子へのローマ・サポーターたちの愛がついに形となった。 (C) Alberto LINGRIA

 あのエンジ色のユニホームを着てプレーするフランチェスコ・トッティの姿は、もう見ることができない。だが、ローマの街に彼の名前は永遠に残る――。
 
 下部組織時代から28年に渡ってローマ一筋を貫いてきた「王子」は、今シーズン限りで愛するジャッロロッソ(ローマの愛称)のユニホームを脱ぐことになった。現地時間5月28日のセリエA最終節ジェノア戦の試合後には、お別れセレモニーも開かれた。
 
 本拠地オリンピコで開かれたセレモニーで、多くのサポーターが涙を流したのは、いかにトッティがローマの街と人々に愛されているかを示していたと言えるだろう。そんなファンの「トッティ愛」は、ついに「トッティ広場」を生み出すまでに至った。
 
 ローマの伝統的なファンクラブのひとつが誕生するなど、歴史的にクラブとの縁が深い地区テスタッチョにある「サンタ・マリア・リベラトリーチェ広場」の庭に、「ローマの8番目の王、フランチェスコ・トッティの広場(Piazza Francesco Totti, VIII re di Roma)」と記された標識が立てられたのだ。イタリア紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』や『ANSA通信』が伝えている。
 
 トッティ本人もサポーターによるこのアイデアを気に入ったようで、現地時間5月31日にフェイスブックで、現場を訪れた際の写真を掲載。「ナビにも載っているんだ!撮らないわけにはいかないでしょ」と、標識を指さしながら微笑む自らの写真を公開している。投稿にはすでに23万人ものファンから「いいね」が寄せられている。
 
 トッティが言うように、「ローマの8番目の王、フランチェスコ・トッティの広場」は、すでにグーグルマップで検索にかけてもヒットするようになっている。
 
 現役を引退してローマの幹部になるのか、別のクラブでプレーを続けるのか、進退について明言を避けているトッティは、今後の身の振り方が注目されている。しかし、彼がいかなる決断を下すにしても、「フランチェスコ・トッティ」という名前がローマの街にとって特別であることは変わらないだろう。
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