【浦和】殊勲弾の森脇がヒーローインタビューでサポーターに感謝

2017年05月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なんとしても、ここで終わるわけにはいかない」

値千金の決勝ゴールを決めた森脇。試合後は、サポーターへの感謝の言葉を口にした。(C) SOCCER DIGEST

[ACL決勝T1回戦]浦和 3-2 済州/5月31日/埼玉

 延長後半9分、左サイドからの高木のクロスに飛び込んだのは、ストッパーの森脇良太。ファーサイドに回り込み、しっかりと右足ボレーでゴールに叩き込んだ。
 
 ゴール後、森脇は一目散にゴール裏のサポーターの前に駆け寄ると、感極まり顔を手で覆う仕草を見せた。

 この森脇のゴールが決勝点となり、浦和が準々決勝進出。殊勲の男は、ヒーローインタビューで涙を見せながら、喜びを語った。

「どんな勝利よりも今日の勝利というのは、どんな喜びにも代えられないくらい嬉しい勝利です」

 そして、鹿島戦での一連の騒動について自ら触れ、次のように語った。

「すみません、サポーターの皆さんには僕の幼稚な発言でたくさんの迷惑をかけてしまったんですけど、そのなかでも練習場にサポーターの方が来てくれて『どんなことがあってもお前を支える』と、そういう温かい言葉をくれました。フロント・スタッフも僕がサッカーをできるように一生懸命サポートしてくれたんで、何としてもここで終わるわけにはいかない、このラウンドで終わるわけにはいかないと、そういう想いで戦いました。とにかく勝つことだけが僕らに求められていたなかで、それを成し遂げることができて良かったです」

 9年ぶりの準々決勝進出を自らのゴールで引き寄せた森脇。「まだまだ厳しい道ですが、一つひとつ前進して頂点を目指して、戦っていきたいと思います」と、2007年以来のアジア制覇へ意気込みを語った。
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