トッティのラストゲームでローマが劇的勝利! CLストレートインを獲得して王子を送り出す

2017年05月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半途中から出場したトッティ。攻撃の起点となって逆転を呼び込む。

試合前にはスタンドのサポーターへ挨拶をしたトッティ(左)。途中出場で勝利に貢献した。 (C) Getty Images

 現地時間5月28日、セリエA第38節でローマは本拠地オリンピコでジェノアと対戦した。
 
 すでにローマでのラストゲームになることをSNS上で発表していたフランチェスコ・トッティが、ベンチスタートとなった一戦は、ローマが開始早々の3分にジェノアの16歳ピエトロ・ペジェグリーニに一瞬の隙を突かれて失点。出鼻を挫かれてしまう。
 
 それでもローマは、すぐさま試合を振り出しに戻す。10分、ケビン・ストロートマンからのパスを、エディン・ゼコが押し込んだのだ。
 
 その後も相手を支配したホームチームだったが、チャンスを決めきれずに前半を1-1で折り返した。
 
 同時キックオフだった3位ナポリが、前半終了時点でサンプドリアに2-0とリードしていたため、2位に入ってCLストレートインを果たすには勝点3が条件となったローマは、53分にトッティをピッチへ送り出して逆転を狙った。
 
 ロマニスタ(熱狂的なローマ・ファン)の万雷の拍手を受けたトッティは、攻撃の起点となってチャンスを創出。すると、ローマは74分にダニエレ・デ・ロッシの得点で勝ち越した。
 
 79分に同点とされてしまったローマだが、90分に再び勝ち越しゴールを奪う。FKのボールを繋いで、途中出場のディエゴ・ペロッティが決めたのだ。
 
 アルゼンチン人FWの決勝弾で最終スコアを3-2として劇的勝利を飾ったローマ。ナポリも4-2でサンプドリアを下したものの、2位で16-17シーズンを終えた。
 
 涙するロマニスタの姿も見られるなか、ラストゲームで熱烈な後押しを受けたトッティは、25年のローマでのプロキャリアを閉じた。
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