本田がミラン最終戦でキャプテンマークを巻いてフル出場!

2017年05月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

ミランは試合終了間際の失点でカリアリに屈する。

ミラン最終戦でキャプテンマークを巻いてフル出場した本田。しかし、勝利は収められなかった。(C)Getty Images

 現地時間5月28日、カリアリのサンテーリアでセリエA38節のカリアリ対ミラン戦が開催された。
 
 前節にヨーロッパリーグ出場権獲得の6位が確定したミランは、この最終節は消化試合。今夏退団を表明済みの本田は、左ウイングとして、10節のジェノア戦以来となる今シーズン二度目の先発出場。さらに、ラストゲームのはなむけとしてキャプテンマークが託された。
 
 ホームのカリアリは序盤から試合を支配。すると、17分には先制に成功する。ボッリエッロのスルーパスに抜け出したJ・ペドロが、GKを良く見て冷静に流し込んだ。
 
 ミランは21分、本田のCKからパレッタがボールをすらしてバッカが決定機を迎えるがGKのビッグセーブに防がれる。30分にはスソが相手のチャージで足を痛めてオカンポスと交代し、その後は攻撃ではほとんど良い形を作れず、1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。
 
 ミランのモンテッラ監督は後半頭から左SBのバンジョーニを下げてFWラパドゥーラを投入。システムを4-3-3から3-5-2に変更し、本田は左ウイングバックに回った。
 
 53分にはその本田のパスからバッカがビッグチャンスを迎えるが、シュートは味方に当たって失敗。すると、61分にパレッタがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得する。
 
 しかし、バッカのシュートはGKクロスタにセーブされる。ミランの下部組織出身でこの日がセリエAデビューとなる19歳が、古巣相手に鮮烈な印象を残した。
 
 69分にカリアリは、欧州5大リーグで初の北朝鮮人選手となったハン・グァンソンをボッリエッロとの交代でピッチへ送り出した。
 
 ミランは71分にバッカがGKクロスタに倒されてPKを獲得。今度はラパドゥーラがキッカーを務めて冷静にゴールネットを揺らして、同点に追いついた。
 
 しかしミランは75分、抜け出しそうになった相手を身体で止めたCBパレッタが2枚目のイエローカードを食らって退場処分。モンテッラ監督はFWバッカを下げてDFサパタを送り込んだ。
 
 その後は数的優位のカリアリが攻勢を強め、93分にはついに勝ち越しゴールを奪う。J・ペドロの直接FKをドンナルンマが弾いたころを、素早く反応したピサカーネが押し込んだ。
 
 試合はこのまま2-1でカリアリがミランを下した。本田にとっては2014年1月にスタートした3年半に渡るミラン挑戦が幕を閉じた。
 
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