ピケが“偽報道”に激怒!「選手たちによる」驚きの案とは?

2017年05月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

写真はパパラッチの捏造だと主張する。

英タブロイド紙の報道に堪忍袋の緒が切れたピケ。今後の展開に注目が集まる。(C)Getty Images

 バルセロナのジェラール・ピケが現地時間5月20日、ツイッターで報道への怒りをあらわにした。事実を伝えないメディアに「うんざり」というスペイン代表DFは、自身の手で「新たなコミュニケーションツール」を作る考えを明かしている。
 
 事の発端は、イギリスのタブロイド紙『デイリー・ミラー』が先日、ピケがスピード違反で捕まったと報じたことだ。記事の写真には、道路わきに停まった車の運転席で不満そうな表情を浮かべているピケの顔。その前では警察のバイクが停まっており、警官が車の横で立っている。
 
「ピケがスピード違反で警察に捕まった」
 
 この報道はスペインのメディアでも取り上げられた。しかし、ピケは20日に「今、大半のメディアがどういう仕事をしているか説明しよう」とコメント。今回の報道が完全にでっち上げだったと明かした。
 
 ピケによると、ひとりのパパラッチが警察と話す自身の写真を撮り、それを1500ユーロ(約18万7000円)で売る目的で、時速190キロのスピード違反で6点の減点処分を科されたという話をでっち上げたという。
 
 そして、その写真を買ったデイリー・ミラー紙が裏を撮らずに報道。さらに、「クリック数を増やすために」スペイン・メディアの大半も裏を取らないまま同紙の記事を拡散したという。
 
 ピケは「すべてウソだ」と完全否定しており、実際に警察も公式ツイッターでピケが何も違反していないと発表。「未確認情報を広めるのは避けるように」と警鐘を鳴らしている。
 
 現在、デイリー・ミラー紙の該当ページは見られないようになっている。削除したようだ。しかし、一度報じられてしまえば、影響は避けられない。ピケもすでに「ダメージを負った」と主張。「誰もこの流れを変えるために何もしない」と現状を嘆き、次のように続けた。
 
「これからの僕の目標は、選手たちによる既存と違う本当の、真のコミュニケーションツールを作ることだ。もううんざりだよ」
 
 度重なるフェイクニュースに堪忍袋の緒が切れた様子のピケ。はたして、「真のコミュニケーションツール」とはどういったものになるのか、今後の展開を注視したい。
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