【なでしこ】W杯優勝メンバー・安藤梢が浦和Lに復帰。09年以来約8年ぶり

2017年05月12日 サッカーダイジェスト編集部

09年には得点王となり、リーグ制覇に貢献。

日本代表ではFWのほか、サイドハーフなどでも活躍。ユーティリティ性も魅力だ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 なでしこリーグ1部の浦和レッズレディース(以下、浦和L)が5月12日、FW安藤梢の加入を発表した。
 
 34歳の安藤は2002年に浦和Lの前身であるさいたまレイナス(05年に名称を浦和レッズレディースに変更)に加入し、09年まで在籍。09年には得点王(18得点)となり、チームのリーグ優勝に貢献した。
 
 09年12月にドイツ・ブンデスリーガのデュースブルクに移籍すると、その後フランクフルトやエッセンに所属。約8年ぶりの浦和L復帰となる。
 
 また、なでしこジャパンでは126試合・19得点。ワールドカップには3回出場し、11年のドイツ大会では優勝を果たす。また五輪も3度経験し、12年には準優勝に輝いた。
 
 現在、浦和Lは首位のベレーザと勝点7差で5位。経験豊富なベテランFWを新たに迎え入れ、14年以来のリーグ優勝を目指す。
 
 安藤は浦和Lの公式HPを通じて以下のようにコメントしている。
 
「浦和レッズのみなさん、お久しぶりです。安藤梢です。5月でブンデスリーガのシーズンが終わり、6月から浦和レッズレディースでプレーすることになりました。みなさんに見送られ、ドイツでプレーを始めたのはもう7年半前のことです。
 
 サッカー大国ドイツでプロサッカー選手としてチャレンジしてきた経験は、私の人生においてとてもかけがえのないものでした。苦しいときもありましたが、夢だったワールドカップ優勝とヨーロッパチャンピオンズリーグ優勝を果たすことができ、充実した日々でした。しかし、ドイツでたくさんのことを学んだと同時に、日本のサッカーの良さをあらためて感じることもありました。そして、日独両方のサッカーの経験を活かして日本でもう一度チャレンジしたいという気持ちを持つようになりました。
 
 ドイツにいる間、浦和の存在はずっと家族のように心にあり、いつも活躍を願っていました。ドイツに発つ前の最後のピッチで、『待ってるからな!』とサポーターのみなさんが熱い激励の言葉をかけてくれたことは今でも鮮明に覚えています。そのときの約束を、今かなえることができ、嬉しく思います。温かく迎えてくれるクラブにも感謝したいです。
シーズン半ばではありますが、浦和レッズレディースのために全力で闘います。応援よろしくお願いします」
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