W杯予選敗退危機のオランダ代表、アドフォカートとフリットの二頭体制に!

2017年05月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロシア・ワールドカップの欧州予選で4位に沈むオランダ代表。

アドフォカート監督(左)とフリットコーチ(右)はオレンジ軍団の再建を託された。(C)Getty Images

 オランダ・サッカー協会(KNVB)は現地時間5月9日、同国代表の新監督に、ディック・アドフォカートが就任することを発表した。現在はフェネルバフチェを率いているが、今シーズン限りで契約満了となるため兼任にはならない。
 
 オランダ代表は現在、ロシア・ワールドカップの欧州予選で2勝1分け2敗の勝点8。グループAでフランス代表(勝点13)、スウェーデン代表(勝点10)、スウェーデン代表(勝点9)に続く4位と苦戦を強いられており、3月にはダニー・ブリント前監督を解任していた。
 
 現在69歳のアドフォカート監督は、1993年から2年、2002年から2年半に渡りオランダ代表を指揮した経験を持ち、今回が3度目の就任。1994年のワールドカップ・アメリカ大会ではベスト8、EURO2004・ギリシャ大会ではチームをベスト4に導いた実績を誇る。
 
 なお、アシスタントコーチには元オランダ代表のレジェンドで、2011年6月にテレク・グロズニー(ロシア)の指揮官を解任されてからフリーだったルート・フリットが就任することも併せて発表されている。
 
 9日の『UEFA.com』によると、KNVBでスポーツディレクターを務めるジャン・ポール・デコソーは今回の人事について、「この2人ならオランダ代表を立て直せると確信している」とコメント。また、テクニカルディレクターのハンス・ファンス・ブロイケンも「互いに補完し合う2人の力を信じている」とチーム再建を託した両者の手腕に期待を寄せている。
 
 6月9日にはルクセンブルグ代表との一戦を控えるオランダ代表は、新体制の下、逆転でのワールドカップ出場へ向けて巻き返しなるか。
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