1G1Aの殊勲者D・アウベス「優勝しなければ、我々のやってきたことは何の価値もなくなる」

2017年05月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

レアル・マドリーが決勝の相手になっても「クラシコではない」

決勝戦で対峙するのがマドリードのどちらのチームになろうとも、D・アウベスにとっては勝手知ったる相手。カーディフでの一戦でも、彼は頼れる存在となるはずだ。 (C) Alberto LINGRIA

[CL準決勝・第2レグ]ユベントス 2-1 モナコ/5月9日/ユベントス・スタジアム

 モナコに引導を渡した一戦、ユーベにとって、前半で2点のリードを奪ったことは非常に大きかった。そしてその貴重な2ゴールに絡んだのが、右ウイングバックを務めたダニエウ・アウベスだ。

 33分には正確なクロスを上げてマリオ・マンジュキッチの先制ゴールをアシストし、44分には浮き球をダイレクトボレーで叩き、自ら追加点をチームにもたらした。

 最高殊勲者となったD・アウベスといえば、バルセロナ時代に多くの栄光を勝ち取るなど、勝者のメンタリティーを持つ男。そんな彼は、チームの決勝戦進出を喜びながらも、すでに気持ちはカーディフでの決勝戦に向いているようだ。

 試合後の、彼のコメントは以下の通りである。(『Premium Sport』より)

――◇――◇――

 ゴールを決められて、とても嬉しい。私が点を取ることは、そう多くはないからね。ただ、それよりもチームの勝利に貢献できたこと、味方に点を取らせられたことのほうが大事だ。

 この勝利は、私のキャリアをより良いものにするチャンスを与えてくれた。チームの全員にも、良い時間をもたらしたことだろう。

 今日の試合、我々は皆、ハードワークをこなして勝ったが、まだどこにも到達していない。ユーベにとって決勝戦進出は特別なことだが、だからこそ最後に優勝トロフィーを掲げなければならない。さもないと、我々がやってきたことには何の価値もなくなってしまう。

(決勝戦の相手がレアル・マドリーとなった場合)私とって、それは別に「クラシコ」ではない。「D・アウベス対マドリー」ではなく、「ユーベ対マドリー」なのだから。そんなことよりも、ユーベがCLを勝ち取ることが大事だ。

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