グリエーズマン、エムバペ、ベロッティ…イブラ離脱のマンUが射止めるビッグネームは!?

2017年05月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

いずれの選手を獲得するにせよ、来季のCL出場権獲得が大前提

個人合意に達したといわれるグリエーズマン。メディアに対しては「アトレティコでのプレーに満足している」と残留を匂わせてもいるが……。いずれにせよ、今夏もマンUが途方もない額の大金を費やすのは間違いなさそうだ。 (C) Getty Images

 ズラタン・イブラヒモビッチが重傷を負ったことで、マンチェスター・ユナイテッドは前線強化に必死なのかもしれない。英メディアによると、複数のターゲットに次々とコンタクトを取っているようだ。
 
 去就が注目されていたイブラヒモビッチは、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝のアンデルレヒト戦で右膝靭帯を断裂し、アメリカで手術を受けた。当初、報じられた引退の恐れこそ本人が否定したものの、長期離脱は避けられず、マンチェスター・Uとの契約更新の可能性も低いと見られている。
 
 元々、ジョゼ・モウリーニョ監督が前線強化を望んでいたこともあり、マンチェスター・Uは当然ながら、ストライカー獲得に向けて攻勢を強めざるを得なくなった。
 
 以前から最有力候補と噂されているのが、アトレティコ・マドリーFWのアントワーヌ・グリエーズマンだ。英紙『サン』は現地時間5月3日、マンチェスター・Uが週給28万ポンド(約4060万円)の5年契約でグリエーズマンと個人合意に達したと報じた。
 
 これによると、マンチェスター・Uはアトレティコに8900万ポンド(約129億1900万円)の契約解除金も支払うという。実現すれば、グリエーズマン獲得はサラリー含めて総額1億7000万ポンド(約246億7700万円)という一大オペレーションになる。
 
 一方、『ガーディアン』は、フランスの新星キリアン・エムバペについて報じた。マンチェスター・Uが7200万ポンド(約104億5100万円)をオファーしたものの、1億ポンド(約145億1600万円)を望むモナコに断られたという内容だ。
 
『ガーディアン』紙によると、モナコはエムバペを引き留めてさらに市場価値を高めさせ、2018年夏に1億2500万ポンド(約181億4400万円)で売却する狙いという。エムバペ本人はレアル・マドリー移籍を望んでいるものの、現欧州王者からの打診はまだないとのことである。
 
 エムバペの代案かどうかは分からないが、『デイリー・メール』によれば、マンチェスター・Uはトリノで活躍するイタリア代表FWのアンドレア・ベロッティ獲得にも動き出しているようだ。仲介人を通じ、6400万ポンド(約92億9000万円)を用意していると伝えたという。
 
 昨年、トリノとの契約を延長したばかりのベロッティだが、『デイリー・メール』紙によると彼はチャンピオンズ・リーグ(CL)出場を望んでおり、マンチェスター・Uが出場権を獲得できるかどうかが、獲得の成否の鍵を握ると伝えている。
 
 ベロッティに限らず、CLへの切符はどのビッグネームを獲得する上でも必要となるだろう。
 
 プレミアリーグで5位のマンチェスター・Uは、CL圏内である4位のマンチェスター・シティを勝点1差で追っている。また、4日にセルタとの準決勝・第1レグに臨むELで優勝した場合も、CL出場権を獲得可能だ。
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