なでしこ新エース・横山久美がフランクフルトに移籍。チームメイトにはあの日本人も

2017年05月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

長野Lの公式HPを通じて感謝を綴った。

なでしこジャパンでは18試合・10得点と好成績を残している。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 なでしこリーグ1部の長野パルセイロレディース(以下、長野L)が5月1日、公式HPにて、FW横山久美がドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトへ期限付き移籍することを発表した。

 高倉監督率いるなでしこジャパン(日本女子代表)では、3月のアルガルベカップで4得点、4月に行なわれた親善試合・コスタリカ戦でもゴールを決め、今後は新エースとして期待される横山は、2014年に当時2部に所属していた長野Lに加入すると、抜群の得点力を発揮。加入初年度から30得点を挙げ、翌年にも35ゴールをマーク。同チームの1部昇格に貢献した。昨季リーグ戦では18試合で16ゴールを奪い得点ランキング2位に。今季リーグ戦は5試合で2得点を決めている。

 移籍先のフランクフルトは、98年に設立され、女子ブンデスリーガ1部に所属する。リーグ優勝7回、カップ優勝9回、UEFA女子チャンピオンズリーグ優勝4回(歴代最多)を誇る名門クラブだ。2011年のドイツ・ワールドカップの優勝メンバーである永里優季も在籍する。

 横山は長野Lの公式HPを通じて、以下のようにコメントしている。

「この度、海外移籍をすることになりました。
 シーズン途中ながら背中を押してくれた本田監督、スタッフの皆様、チームメイトには感謝の言葉しかありません。

 パルセイロに移籍以来、3年半本当に色々な事がありました。
 当初は、なでしこ2部リーグでしたが、パルセイロに移籍してきたことにより、沢山の個性豊かなチームメイトと出会うことができ、毎日楽しくサッカーをやれたこと、そして、南長野に最高のスタジアムが完成し、最高のサポーターの皆さんがいたからこそ、ここまで来られたのだと確信しています。長野に来た当時の自分を知っている人からしたら、とても考えられない今の自分がいます。

 また、2年間勤務させて頂いた長野信用金庫様では、多くの社会での常識や人との繋がりの大切さなどを教えて頂きました。

 色々と話をしたらキリが有りませんが、とにかくこのような道を開くことが出来たのは本田監督なくしてはありえません。普段はこんなこと言えませんが、ここまで成長させて頂き本当に有難うございました。

 そして長野パルセイロのサポーターの皆さん、皆さんは日本一のサポーターです。これからもずっと日本一でいて下さい。

 応援してくださった全ての皆さん、本当に本当に有難うございました!心から感謝しています。

 ここで一旦、長野を離れますが、これからもずっとパルセイロ・レディースと共に横山久美への応援もよろしくお願いします!

 最後に、チームメイトのみんなありがとう!」
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