フル出場の清武がJ復帰後初ゴール! C大阪が川崎を下し7試合負けなし

2017年04月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

67分には山村の先制点もアシスト。

5試合ぶり先発の清武はフル出場。全得点に絡む活躍を見せた。写真:川本学

[J1リーグ9節] C大阪2-0川崎/4月30日/ヤンマー
 
 C大阪が先発復帰した清武の活躍で川崎に2-0で勝利した。
 
 リーグ戦6試合負けなし(3勝3分け)のC大阪は、日本代表MFの清武弘嗣が5試合ぶりにスタメンに復帰。一方の川崎は、中村憲剛が腰痛で欠場。ボランチの位置には谷口彰悟が入った。
 
 C大阪は6分、丸橋祐介のクロスに清武がヘディングで飛び込む。シュートは外れるも、序盤から積極的な姿勢を見せる。
 
 川崎は11分、三好康児が右サイドから巧みなドリブルで柿谷曜一朗のファウルを誘いFKのチャンスを得る。だが、三好自ら直接狙った左足のキックはゴールに結びつけられない。
 
 ホームのC大阪はサイドを起点に主導権を握る。17分、左サイドから丸橋のクロスに清武が、18分には清武のCKからソウザがそれぞれ狙うが川崎DFがブロック。
 
 C大阪の猛攻は続く。25分にはこぼれ球に反応した山口蛍が強烈なミドルシュートを見舞うが、GKチョン・ソンリョンが弾き出す。28分にも清武のグラウンダーのクロスに杉本健勇がダイレクトで狙うもチョン・ソンリョンの好セーブに遭い先制点を奪うには至らない。
 
 C大阪の攻撃をしのいだ川崎は43分、三好がマテイ・ヨニッチの危険なチャージを受けPKを獲得する。これを主将の小林悠が狙うが、ふわりと浮かしたシュートはクロスバーを叩き絶好のチャンスを逃す。前半は互いにチャンスを決められず、スコアレスのまま折り返す。
 
 中村の欠場もあってか、本来の多彩なパスワークを活かした攻撃が鳴りを潜める川崎は、後半開始から大塚翔平に代えて板倉滉を投入する。20歳の大型ボランチは50分、強烈なミドルシュートを放つが、ボールは枠を捉えきれない。
 
 後半に入っても相手にペースを握られる川崎は64分、三好を下げハイネルを投入。一方のC大阪も、65分、松田陸に代えて田中裕介をピッチに送り込む。
 
 C大阪は67分、清武の縦パスから抜け出した山村和也がグラウンダーのシュートをゴール左隅に突き刺す。再三に渡り川崎ゴールを脅かしていたC大阪がついに先取点を奪う。
 
 川崎は76分、森谷賢太郎を下げ長谷川竜也を投入。交代カードを使い切り、同点ゴールを奪いにいく。
 
 終盤に入りC大阪は、山村をトップ下から最終ラインの位置に下げ、3バックの陣形を敷いて守りに入る。81分、丸橋に代えて水沼宏太、83分にはソウザに代えて秋山大地をピッチに送り込む。
 
 C大阪は87分、柿谷のシュートをGKチョン・ソンリョンが弾いたところに清武が身体を投げ出しゴール。清武のJ復帰後初ゴールが決まり追加点を奪う。
 
 試合はそのまま2-0で終了。C大阪が清武の全得点に絡む活躍で川崎を下した。一方川崎は、中村の不在、小林のPK失敗が響き完封負けを喫した。
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