名波監督が2失点した前半の出来に苦言。「執着心で完敗」「2失点は当然」「熱いものが出てこなかった」

2017年04月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

2点差を追いついた後半の反撃は評価。

勝点3は取れなかったが、「次につながるゲームではあったと思う」と名波監督は前を向いた。写真:田中研治

[J1リーグ9節]磐田2-2札幌/4月30日/ヤマハ
 
 ヤマハスタジアムで行なわれた磐田対札幌は、2-2の引き分けに終わった。
 
 ホームの磐田は3分、16分と立て続けに2失点。名波浩監督は、試合後のフラッシュインタビューで、この立ち上がりの出来に苦言を呈した。
 
「最初の20分で相手の出足や球際に対しての執着心という意味では完敗だった。2失点は当然ですし、その後も前半のうちに1点返そうという熱いものがチームの中でなかなか出てこなかったので、ちょっと苦しいかと思いました」
 
 しかし、後半に入るとチームは持ち直し、60分に川又堅碁が流れのなかからゴールを奪い、65分には上田康太が同点となる直接FKを叩き込む。また、終了間際の84分には、小川航基がバー直撃の惜しいシュートを放っており、逆転勝ちのチャンスもあった。
 
 この追い上げには、指揮官も手応えを得たようで「ハーフタイムで切り替えられたし、1点取って勢いも出たし、逆転できたんじゃないかなというシーンも何度かあったので、次につながるゲームではあったと思う」。勝点3は奪えなかったものの、2点差を追いついての引き分けに一定の評価を与えていた。
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