10年で1260試合の賭博に関与…“悪童”バートン、18か月のサッカー活動禁止へ

2017年04月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

本人は処分の軽減を求める異議申し立てを行なう意向。

18か月のサッカー活動禁止処分を下されたバートンは、キャリアの終焉を迎えてしまうのか。 (C)Getty Images

 現地時間4月26日、イングランド・サッカー協会(FA)は、バーンリーのMFジョーイ・バートンが賭博に関与したとして、あらゆるサッカー活動を18か月間禁止にすると発表した。
 
 バートンは、2006年3月26日から2016年5月13日の間に行なわれた1260試合を対象に賭博を行なったとみられる。FAの規定では、選手がサッカーを対象にした賭け事を行なうことを禁止している。
 
 また、バートンには活動禁止に加えて、約3万ポンド(約420万円)の罰金と、今後の活動に対しての警告処分を科すことも併せて発表されている。
 
 この処分を受けてバートンは26日、自身の公式サイトにFAの決定に対しての声明文を掲載し、賭博への関与は認めつつも、18か月の活動禁止は重すぎるとして、処分の軽減を求める異議申し立てを行なう意向を明かしている。
 
 バートンといえば、イングランド・サッカー界随一の"悪童"として知られ、ピッチ内外で問題行動が絶えない選手だ。チームメイトや相手選手への暴行や激しいタックル、無免許運転や相手サポーターとのトラブルなど、枚挙に暇がない。
 
 現在34歳のバートンは、今回の処分が「キャリアの終焉を早まらせる」と、引退に追い込まれることを危惧している。果たして、"問題児"は再びプレミアリーグの舞台に戻れるのだろうか。
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