広島が土壇場で追いつきドロー決着! 仙台は2点差逆転も守り切れず…

2017年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

広島は柴崎のゴールで追いつき引き分けに持ち込む。

広島は工藤のゴールで2点をリードしたが、一度は仙台に逆転されるなど苦しい展開となった。(C)SOCCER DIGEST

[J1リーグ8節] 広島3-3仙台/4月22日/Eスタ
 
 6ゴールが生まれたシーソーゲームは3-3のドロー決着となった。
 
 開幕7試合を終えてまさかの17位と低迷する広島は、フェリペ・シウバがスタメン落ち。柴﨑晃誠が2シャドーの一角としてスタメン入り。一方、6節の浦和戦では7失点、7節の鹿島戦では4失点と守備を立て直したい仙台は、CBに増嶋竜也を起用した。
 
 仙台は3分、クリスランが倒されて得たフリーキックから三田啓貴が狙うが、ボールは枠の上へ外れる。
 
 広島は20分、左サイドから柏好文がカットインから右足でシュートを放つ。21分にも塩谷司のクロスに工藤壮人が頭から飛び込むが仙台DFがブロックする。
 
 広島がボールを支配する時間が続くが、仙台守備陣の前に決定的なチャンスを作るまでには至らない。前半はスコアレスのまま終了した。
 
 後半に入り54分、パスを受けた柴崎がゴール前で粘りボールを繋ぐと、最後は柏がグラウンダーで抑えたシュートを放ちゴールネットを揺らす。広島が先制する。
 
 さらに59分には、柏のクロスにアンデルソン・ロペスが合わせる。一度は防がれるも、こぼれ球を工藤がきっちりと決め、広島がリードを広げる。
 
 一方の仙台は66分、菅井直樹、佐々木匠の2人を下げ、蜂須賀孝治、梁勇基をそれぞれピッチに送りこむ。
 
 すると68分、右サイドから三田のクロスに走りこんだ梁が右足で合わせネットを揺らす。交代が早速実を結び、仙台が1点を返す。73分にも、仙台はゴール前でFKのチャンスを得ると、三田がゴール右隅に芸術的なフリーキックを叩き込み、同点に追いつく。
 
 そして75分、仙台は右サイドからのクロスに走り込んだ石原直樹がヘディングで合わせゴール。7分で3点を奪った仙台が、ついに逆転に成功した。
 
 追いつきたい広島は76分、高橋壮也に代え、怪我から復帰したミキッチ、83分には水本裕貴を下げ、F・シウバをそれぞれ投入する。一方の仙台も83分、永戸勝也に代えて石川直樹を送りこみ、逃げ切りを図る。
 
 終盤は広島が猛攻を仕掛けた。89分には野上がコーナーキックからニアで合わせるが、枠を捉えることができない。しかし、アディショナルタイムに入った95分、柏がゴール前に頭でクロスを送ると、中央で柴崎がトラップから左足で決め、広島が追いついた。
 
 試合は3-3で終了。仙台は2点差を7分で逆転したものの、逃げ切れず勝点3を逃した。一度は引っ繰り返された広島はなんとか引き分けに持ち込み勝点1を得た。
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