30人以上のスカウトが視察! 移籍市場で人気急騰中の左SBとは?

2017年04月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

想起させるのはヴァーディーの物語。

FL1で際立ったプレーを見せている左SBのマルビン・ジョンソン。今夏の移籍マーケットでオファーが殺到しそうだ。(C)Getty Images

 フットボールリーグ1(FL1=イングランド3部リーグ)でプレーする26歳が、移籍マーケットで大きな注目を集めている。オックスフォード・ユナイテッドのイングランド人左サイドバック、マルビン・ジョンソンだ。
 
 英紙『サン』によれば、ジョンソンを視察するためにFL1の41節ベリー戦に訪れたスカウトの数は、実に30人以上に上ったという。とりわけ強い興味を示しているのがマンチェスター・シティとレスター・シティで、今夏の移籍市場で獲得に乗り出す可能性がある。
 
 ジョンソンはユースレベルでの代表歴がなく、20代前半はロムルス、キダーミンスター・ハリアーズといったノンリーグ(アマチュア)のクラブで研鑽を積んできたいわば叩き上げだ。15年冬に移籍したスコットランドのマザーウェルで頭角を現わし、昨夏にオックスフォードへ。今シーズンのFL1では36試合に出場し、3ゴール・5アシストと際立った数字を残している。
 
 オックスフォードではSBが主戦場ながら、ウイングとしてもプレーできる左サイドのスペシャリストで、最大の武器は攻撃力。スピード抜群の突破から、多くのチャンスに絡んでいる。
 
 ノンリーグ出身者がプレミアで成功を掴む――。想起させるのは、昨シーズンのレスターで遅咲きの花を咲かせたジェイミー・ヴァーディーの物語だ。
 
 はたしてジョンソンはプレミアの舞台に辿り着き、ヴァ―ディーと同様のインパクトを残せるか。来シーズンのブレイク候補の一人であるのは間違いない。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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