奇跡の再現を狙うバルサに吉報? ユーべ&アッレグリの“天敵”が主審を担当 

2017年04月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

再び追い込まれたバルサだが、ホームで圧倒的な得点力を誇る。

19日のバルサ対ユーべ戦を担当するカイペルス主審。ユーべとアッレグリにとっては相性の悪いレフェリーだが…。(C)Getty Images

 バルセロナが臨む現地時間4月19日のチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝セカンドレグを担当するビョルン・カイペルス主審は、ユベントスとマッシミリアーノ・アッレグリ監督にとって相性の悪いレフェリーだという。イタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙が17日に報じた。

 バルサはパリ・サンジェルマンとの決勝トーナメント1回戦で、ファーストレグを0-4と落としながらカンプ・ノウで6-1と大勝し、CL史上初となる4点ビハインドからの逆転劇を演じた。だが、イタリア王者との準々決勝でも、初戦で再び0-3と完敗。ベスト4に進むためには、4点差以上での勝利が必要だ。

 パリSG戦に続き、再び奇跡を起こすのは容易ではないだろう。だが、バルサはもちろん諦めていない。

 クラブは17日、公式サイトで今シーズンのCLホームゲームで圧倒的な得点力を誇っていることを強調。セルティックを7-0と粉砕し、マンチェスター・シティとボルシアMGを4-0と沈め、さらにパリSG戦の6-1と、カンプ・ノウで常に4点差以上の勝利を収めてきたのだ。

 さらに、イタリアでの報道によると、オランダ人のカイペルス主審の存在がバルサの追い風になるかもしれない。

 ガゼッタ・デッロ・スポルト紙によると、ユーべはカイペルス主審が笛を吹いた過去4試合で、一度も白星を手にしていないのだ。2015年のボルシアMG戦や今シーズンのリヨン戦、2014年のヨーロッパ・リーグ(EL)のフィオレンティーナ戦はいずれも1-1のドロー。2010年のELフラム戦に至っては、1-4と大敗を喫している。

 また、アッレグリ監督も、ミラン時代にカイペルス主審が担当した試合で敗れている。舞台は2012年のCL準々決勝、カンプ・ノウでのバルサ戦。2つのPKを取られて1-3と敗れたミランは、大会から姿を消した。

 一方で、バルサはカイペルス主審と相性が良いようだ。同レフェリーが担当した7試合で、3勝3分け1敗とまずまずの成績を残している。

 もちろん前述のように、バルサはただ勝つだけではベスト4進出に不十分だ。だが、新たな奇跡を目指すうえで、ホームでの得点力と主審との相性は、プラスに働くかもしれない。この有益なデータを味方につけてカタルーニャの雄は、今大会最少失点(9試合で2失点)と鉄壁の守備を誇るユーべを逆転することはできるだろうか。
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