【ミラノ・ダービー展望】史上初の中国資本対決! 本田と長友は…

2017年04月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

キックオフはアジア市場を見込みしてランチタイムに。

インテル対ミラン戦の予想布陣。
故障欠場:イ=なし ミ=アバーテ、モントリーボ、ベルトラッチ、ボナベントゥーラ
出場停止:イ=なし ミ=パシャリッチ

 現地時間4月15日のインテル対ミラン戦(セリエA32節)は、史上初の"中華ミラノ・ダービー"だ。2016年夏に中国の蘇寧グループの手に渡ったインテルに続き、13日にはミランも中国投資グループ『ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルク』が買収。これを事前に見越してか、キックオフはビッグマッチでは珍しい12時30分に設定されており、日本や韓国では19時30分、中国では18時30分と視聴しやすい時間帯に中継される。
 
 ホームゲーム扱いになるインテルにとって何より心強いのは、MFロベルト・ガリアルディーニの復帰だ。冬の加入ながら持ち前のダイナミズムは早くもチームに不可欠なファクターになっており、30節のサンプドリア戦では足首の故障でピッチを去った後に逆転を許し、欠場した前節は18位クロトーネにまさかの敗戦。連敗の小さくない主因となった。
 
 また、主砲マウロ・イカルディはここ3試合無得点と調子を落としている。ガリアルディーニ復帰で中盤を機能させ、なんとかエースに良い形でチャンスを供給しないかぎり、相手の守護神ジャンルイジ・ドンナルンマの牙城を崩すのは難しい。
 
 逆に前節は4-0でパレルモに大勝して勢いに乗るミランは、両翼のスソとジェラール・デウロフェウの打開力が最大の武器。スソが2ゴールを挙げた13節のダービーのようにクリスティアン・アンサルディを翻弄し、逆サイドでデウロフェウもダニーロ・ダンブロージオとのマッチアップを制することができれば、かなりの確率で好機を作れるはずだ。
 
 中盤はマリオ・パシャリッチが出場停止のため、技巧派のマティアス・フェルナンデスが先発する見込み。もう一人のインサイドハーフはユライ・クツカ、アンカーはここ数試合でヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の信頼を掴んだソサが起用される見込みだ。
 
 なお、21試合連続スタメン落ち中の本田圭佑はベンチスタートが濃厚。15戦連続で出番なしだけに途中出場する可能性も低い。9試合連続で先発落ちの長友佑都は前日練習でアンサルディに代わってスタメン組で試されたとの情報もあるが、はたしてステーファノ・ピオーリ監督の選択は?
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