ディバラがユーベと契約延長へ! バルサやマドリーの関心に防波堤

2017年04月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサ戦の大活躍でディバラの「確保」を急いだユーべ。

ユーべとの契約延長が報じられたディバラ。2022年までの5年契約を結ぶ予定だ。(C)Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝ファーストレグでの活躍を受け、ユベントスは早急にパウロ・ディバラの「確保」を急いだのかもしれない。現地時間4月12日、イタリアの主要メディアは、アルゼンチン代表FWの契約延長が秒読みと報じた。
 
 11日のCLでディバラは、憧れのリオネル・メッシを擁するバルセロナ相手に2ゴールを挙げ、ユベントスを3-0の快勝に導いた。「ラ・ホジャ(宝石)」の愛称で親しまれるユーベのアイドルには、全世界から惜しみない賛辞が送られた。
 
 当然、メガクラブのディバラへの関心は増すばかりだ。バルサやレアル・マドリー、プレミアリーグの強豪への移籍が噂されて久しいだけに、ユーべ・サポーターは以前から契約延長の早期実現を願っていた。
 
 その想いは、クラブも同じだったようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙をはじめ各メディアによると、ユーベはディバラと新たに2022年まで契約を更新する見通しという。イタリアで認められている最長の5年契約だ。
 
 もちろん、チームに引き留めるためにはサラリーアップも欠かせない。ガゼッタ・デッロ・スポルト紙や『スカイ・スポーツ』は700万ユーロ(約8億4000万円)、『メディアセット』は700~750万ユーロ(約8億4000万円~約9億円)と伝えている。いずれにしても、チームトップのゴンサロ・イグアインと同等か近い金額(750万ユーロ/約9億円)になるという。現在の300万ユーロ(約3億6000万円)から2倍以上の大幅増だ。
 
 そのイグアインを昨夏、ナポリの頭ごなしに設定されていた違約金の9000万ユーロ(約104億5000万円)を支払って"強奪"したユーベだが、ディバラには契約解除金を設定しないとのこと。つまり、獲得を望むクラブは、例外なくユーベと交渉しなければいけないというわけだ。
 
 各メディアは契約延長発表が「時間の問題」だとしており、『コッリエレ・デッロ・スポルト』紙は、ユーベが15日のペスカーラ戦(32節)を控えていることから、13日中に発表されるのではないかと報じている。いずれにしても、ユーベが「宝石」を手放すことはしばらくはないようだ。
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