約2年ぶりのリスタート。猶本光は新生なでしこの旗手となれるか

2017年04月10日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

なでしこジャパンにはなかなか定着できずにいたものの…。

コスタリカ戦では途中出場。大きな見せ場こそなかったものの、スムーズに試合に入った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[キリンチャレンジカップ]日本女子代表 3-0 コスタリカ女子代表/4月9日/熊本県民総合運動公園陸上競技場
 
 猶本光がキリンチャレンジカップのコスタリカ戦で途中出場を果たした。なでしこジャパンでの出場は、2015年の東アジアカップ以来、約2年ぶり。高倉体制下では、今回が初招集だった。出場時間はわずか5分ほどだったものの、スムーズに試合に入り、3-0の快勝に貢献した。
 
 なでしこジャパンでは2014年のアジアカップのニュージーランド戦でデビューを飾ったものの、なかなか定着できずにいた。
 
 過去には、2010年のU-17ワールドカップで2ゴールを挙げる活躍でチームの準優勝に貢献し、2012年のU-20ワールドカップでは3位入賞を果たしている。さらに3月のU-23ラ・マンガ国際大会に出場し、主力として活躍した。
 
 アンダー世代で逸材と言われた猶本自身も、今回こそ定着したいという想いもあるだろう。コスタリカ戦では横山久美や田中美南らがゴールと同年代の活躍も目立った。世代交代の兆しが見えるなでしこジャパンで、期待されるのはチームを牽引する存在になることだ。
 
 新生なでしこジャパンの旗手となれるか。〝再スタート″を切った俊英MFに注目したい。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

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