【横浜×磐田】俊輔の"10番"とユニホーム交換に成功したのは「あの男」

2017年04月09日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

試合終了後に整列した際に"交渉"が行なわれる。

サックスブルーの10番とユニホーム交換に成功したのは——。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[J1・7節]横浜F・マリノス 2-1 ジュビロ磐田
2017年4月7日/日産スタジアム

 磐田の名波浩監督が"俊輔ダービー"と称した試合後、両チームの選手が観客にあいさつをするために整列をした際、中村俊輔のもとにそっと近づいて話しかけてきたのが横浜の新10番・齋藤学だった。ふたりのジェスチャーを見てみると、なにやらユニホーム交換についての"交渉"が行なわれていた様子だった。
 
 中村によると、「ユニホーム交換をしてくれということだったので、(ドレッシングルームへ)『戻ったあとに』と伝えました。(着替えたあと)交換をしました。アイツはそういったところが、キラキラしているよね(笑)」と、横浜の新10番のリクエストに応じたことを認めた。
 
 今回は同サイドで何度かマッチアップをする形にもなった。敵味方となって初めて対戦して、「なによりメンタル面で、強くなっている」と、精神面でタフになり、それがプレーに表われていたと感じたと言う。後方から危険なタックルを受けたが、「いや、大したことない」と気にしていなかった。
 
 そのように記者の質問に答えながら……試合の話になると、表情が厳しくなった。

「でも、勝ちたかった。勝てるチャンスはあったから。ただ、俺も反省点は多かったけど、少しずつチームと一緒に成長できていることも感じられた。今日はしっかり反省して、また練習から取り組みたい」と、悔しさを滲ませた。

 注目を集めた磐田と横浜の10番対決。これからもこのふたりを中心に、数々のドラマが生まれそうだ。 

取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)

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