前回は私信、今回は世界への呼びかけ――メッシのゴールパフォーマンスが再び注目を集める

2017年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

右手の人差し指と中指を右目の下に当てるポーズの意味とは?

一挙手一投足が注目を集めるメッシだが、それを利用して世界の人々に支援を呼びかけた。 (C) Getty Images

 4月5日(現地時間)に行なわれたリーガ・エスパニョーラ第30節で、バルセロナはセビージャを3-0で撃破したが、この試合で2ゴールを決めたリオネル・メッシのゴールパフォーマンスが、またしても話題になった。

 26節のセルタ戦では、ゴールの後に電話をかけるポーズをとったところ、これが契約問題や選手補強についてのクラブへのメッセージと勘繰られたりもしたが、実際は連絡の取れない甥っ子への"私信"だということが判明していた。

 そして今回、メッシはゴールを決めた後、右手の人差し指と中指を右目の下に当て頬を横になぞるというジェスチャーを見せた。

 今度は一体? と人々の興味を集めたこの行為だが、答えはメッシのフェイスブックで明かされた。そこには「みんなも顔にペイントしてほしい」と記されており、あのジェスチャーは頬に2本のラインを描くという意味だったのだ。

 実はメッシ、ガンに苦しむ子どもたちに最新の治療を受けさせる医療センターをバルセロナに建設しようという推進運動でイメージキャラクターを務めており、支援や募金などを呼びかけている。そして頬へのペイントは、これに賛同した証となるのである。

 センターの建設には3000万ユーロが必要とされているが、2月から始まったキャンペーンにより、現時点で400万ユーロほどが集まっているという。

 スーパースターが持つ絶大な影響力を、世界中の子どもたちを救うために行使したメッシに対しては、称賛の声が多く寄せられている。これを機に、より多くの人々がこのキャンペーンに関心を寄せ、寄付金が集まることが期待される。

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