レスターFWが妻へのDV容疑で逮捕…岡崎起用法への影響は?

2017年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

深夜1時に2人の女性警官と話し合い逮捕……。

抜群のスピードを活かしたプレーが持ち味のムサ。高い攻撃性を備えており、岡崎の起用法にも影響をもたらす可能性がある。(C) Getty Images

 現地時間4月5日、レスターに所属するナイジェリア代表FWのアーメド・ムサが、妻に対して暴行を振るった容疑で地元警察に逮捕された。英紙『サン』や地元紙『レスター・マーキュリー』など複数の英国メディアが大々的に伝えている。
 
 サン紙は、5日の午前1時にムサが自宅で2人の女性警官と話し込んだ後、妻のジャミラさんと2人の子どもを残して逮捕されたと伝え、さらに匿名の隣人のムサへのコメントを紹介している。
 
「ムサは素晴らしい人で、いつもフレンドリーだよ。だけど、彼の私生活については何も知らない」
 
「彼の家から騒音が聞こえたことはない。私にはなぜ、彼の家に警察が呼ばれたのか分からなかったよ」
 
 隣人も驚きを隠せないレスター戦士の逮捕劇。警察の発表によれば、すでに拘留期間を終えたムサは釈放されているという。
 
 昨夏に1600万ポンド(約22億円)でレスターに加入したムサは、今シーズンのプレミアリーグで19試合に出場して2ゴールを記録。しかし、今年2月にクレイグ・シェイクスピアが監督に就任してからは、わずか1試合の途中出場に止まり、その存在感が希薄になっていた。
 
 ムサについて地元紙『レスター・マーキュリー』は、クラブの広報担当者のコメントを紹介し、「我々は彼に関しての警察の捜査に協力した。すでに捜査は終了し、これ以上の措置もないと聞いている」と事件が収束する方向に向かっていると伝えた。
 
 また、「ムサは監督やコーチたちと話し合う機会を持つだろうが、何か処罰を下すつもりはない」と、クラブ側は大事にしない意向であることも報じ、7日からチーム練習に復帰するとした。
 
 クラブは罰するつもりはないとしているが、プライベートでの失態は和を重んじる監督には、やはりマイナス要素だ。それだけに出場機会がさらに減ることも予想できる。ムサは2トップで起用されることが多いため、ポジション争いを繰り広げる岡崎慎司の起用法にも少なくない影響をもたらすだろう。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事