コンテが新コーチにピルロを熱望! チェルシーで再タッグ結成か?

2017年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

イタリア人のコーチ就任を望むコンテがかつての教え子に白羽の矢を立てる。

コンテ(左)がチェルシーのコーチに推すのはピルロ(右)。ユベントス、イタリア代表監督時代の教え子だ。 (C)Getty Images

 チェルシーのアントニオ・コンテ監督が、来シーズンに向けた新たなアシスタントコーチとして、ニューヨーク・シティに所属する元イタリア代表MFのアンドレア・ピルロの入閣を望んでいるという。英『トーク・スポーツ』が報じた。
 
 現在のアシスタントコーチであるスティーブ・ホランドは、今シーズン終了後にクラブを退団し、イングランド代表のアシスタントコーチに転身することが決定済み。コンテ監督は、その後任としてピルロを狙っているというのだ。
 
 かつてチェルシーでプレーし、コーチも務めたレイ・ウィルキンスは、「ピルロが今シーズン何度かスタンフォード・ブリッジの近くにいたことを知っている」、「コンテが望むのは彼だ。ピルロが34歳のときまでユベントスで指導した」とチェルシー指揮官が2011-2012シーズンから3年に渡りともに戦った"教え子"のコ―チ就任を熱望していると明かした。
 
 実際、ピルロはコンテ監督に敬意を表しており、「自分にとってはベストの監督だ。天才だからね」と絶賛している。
 
 ただ、イタリア人を望むコンテ監督に対し、チェルシーの首脳陣はイングランド出身のコーチを望んでいるとも言われている。そのため、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙が英メディアの報道として伝えたところによると、「妥協案」として、かつてGKとしてチェルシーに9年半在籍したイタリア人のカルロ・クディチーニ(2014年1月に現役引退)も候補に挙がっているようだ。
 
 だが、ウィルキンスは「プレミアリーグ優勝を決めれば、コンテは自身が望む人物を連れてくることができるはずだ」とコメント。30節を終えて2位トッテナムに勝点差7をつけ首位を快走するチェルシーがこのまま戴冠を決め、タイトル獲得でクラブ内の地位が高まれば、指揮官の意向が通りやすくなるとの見解を示した。
 
 とはいえ、ピルロとニューヨーク・シティの契約は2017年12月31日まで残っており、今夏からチェルシーのスタッフに加わる場合、MLSのシーズン半ばで現役を引退しなければならない。ガゼッタ・デッロ・スポルト紙は、現時点でピルロがシーズン中に引退する兆しはないと報じている。はたしてピルロは、ニューヨークで磨いた英語をロンドンで使うことになるのだろうか。
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