マドリーのジダン監督、格下相手に集中力を欠いた選手たちに激怒!

2017年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半早々のゴールで落ち着くも「代償を払った結果」と指揮官。

油断がどれほど危険かを経験で知るジダン監督。ここからは采配だけでなく、マネジメントにおいても、指揮官はその真価を問われることとなる。 (C) Getty Images

 4月5日(現地時間)、リーガ・エスパニョーラ第30節が行なわれ、レアル・マドリーは4-2でレガネスを下し、首位を守った。
 
 格下相手のアウェーマッチ、マドリーは序盤から攻撃力が爆発し、15分にハメスが先制すると、18分、23分とモラタが連続ゴールを挙げ、早くも3点のリードを奪う。
 
 実力差を考えれば、この時点で勝負ありのはずだったが、選手も余裕を持ち過ぎたか、マドリーは32分にガブリエウのゴールを許すと、その3分後にもルシアーノにも決められ、あっという間に1点差まで詰め寄られてしまった。
 
 後半、48分に相手のオウンゴールで1点を奪った後は安定したプレーを見せて逃げ切ったものの、自らピンチを招いてしまった前半の選手たちの失態を、ジダン監督は見過ごすことができなかった。
 
「我々は3分間で2点を奪うなど、良いスタートを切ったが、集中力を欠いたために、相手の反撃を受ける羽目となった。短時間で2点を奪われた時、私は激怒した。わざわざ、相手を試合に戻してしまったのだから。サッカーでは、何が起こるか分からない」
 
 後半については「早い段階で4点目を奪えたことで、試合をコントロールすることができた。何も心配はなかった」と語ったジダン監督だが、それは「前半で高い代償を払った結果」としている。
 
 背後からは、今節、スアレス、メッシのゴールでセビージャを3-0で破った宿敵バルセロナが、勝点2という僅差で迫ってきている。そして4月23日には、タイトル争いの趨勢を決するクラシコ(マドリーのホームゲーム)を迎える。
 
 まさにシーズンのクライマックスに突入しようというところで、油断を見せた選手に我慢がならなかったジダン監督。普段は温厚な指揮官の逆鱗に触れたマドリーは、ここから先、一瞬の隙も見せることなく、先頭でゴールテープを切ることができるか⁉
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